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江南を風刺するPSYの人気、韓国社会にそれだけ不満が多いという意味(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ジョン・キャスティ博士は複雑系の専門家だ。発生の可能性は低いが大きな波及力を持つ事件を意味する「X-イベント」の予測および評価、代案を用意するため、最近、オーストリア・ウィーンにX-センターを設立した(写真=バンビ)。

「次期大統領を予測するのなら、選挙1、2週間前の株式市場を見ればよい。株価が上がっていれば現在の与党の候補が当選し、下がっていれば政権が交代する可能性が高い」。

複雑系の世界的な大家であり、社会科学者のジョン・キャスティ博士(69)が、大統領選挙の結果を予測する一つの方法を提示した。科学技術政策研究院(STEPI)の招請で来韓したキャスティ博士は26日の懇談会で、、「株式市場は人々が未来の状況にかけるベッティングであるため、現在の社会的な雰囲気(social mood)がプラスかマイナスかを知ることができる指標だ。天気予報と似ていて100%確信することはできないが、米国の場合はほぼ一致している」と述べた。

キャスティ博士は社会的な雰囲気によって社会の流れが変わると主張する。各社会でシステムの複雑性(complexity)が異なり、この間隙が克服されない場合、「X-イベント(extreme events=極端事件)」が発生するが、この時に社会的な雰囲気がよければプラスに流れ、悪ければマイナスに変わるということだ。


例えばキャスティ博士は5年前の欧州社会の雰囲気を見て、ユーロ圏の経済危機を予測した。当時は誰も信じなかったが、その予測は当たった。キャスティ博士は今年2月に韓国で出版された『大衆の直観』(バンビ・原題Mood Matters)と、来年初めに出る予定の『X-events』にこうした内容を書いている。

--株式市場で大統領選挙の結果を予測するのは安易では。

「私はアンケート調査を信じない。状況によって回答を変えるかもしれないからだ。しかし株式は下手にベッティングすれば損失が出るため、責任を持って選択するしかない。また金融市場のデータは容易に得られ、長期にわたり蓄積された資料がある。株式市場以外に社会的な雰囲気をチェックできるのがSNSだ。ツイッターから出るシグナルが2、3日後の株式市場に影響を及ぼすという科学的な研究がある」



江南を風刺するPSYの人気、韓国社会にそれだけ不満が多いという意味(2)

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