延世大はキム・ヨナ(22)が通う高麗大とともに伝統の名門私学だ。 両大学は学問分野だけでなく、スポーツでもライバル関係を形成してきた。 すなわち、「キム・ヨナが高麗大に行ったから、ソン・ヨンジェは延世大に行くのでは」という考えが実際にあったということだ。当初、ソン・ヨンジェを世間に知らせたのは“新体操のキム・ヨナ”というタイトルだった。 “妹”のソン・ヨンジェが歩む道は“姉”キム・ヨナと非常に似ている。2人の縁は3年前に遡る。 ソン・ヨンジェは中学3年だった09年、当時キム・ヨナが所属していたIBスポーツと契約した。 フィギュアスケート不毛地の韓国でキム・ヨナという宝石を発見し、世界的な選手に成長する過程を見守ったIBスポーツが、ソン・ヨンジェにその可能性を見いだした。
両選手には“美しさ”という共通点がある。 フィギュアと新体操はスポーツと芸術の境界にある種目だ。 音楽と一緒にする一種の総合芸術だ。 技術に劣らず芸術性、演技力が重要で、美しい身体や外貌もプラスになる。 ボクシング、レスリング、サッカーなどの対決種目が好まれた韓国では馴染みが薄い種目だったが、すでに先進国では人気スポーツだった。 トップクラス選手は芸能界スターに劣らない人気を集めた。
スポーツ外交官を夢見るソン・ヨンジェとキム・ヨナ…大学は異なる選択(2)