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ソン・ジュンギ-ムン・チェウォン主演『優しい男』初回から2ケタ視聴率

ⓒ ISPLUS/中央日報日本語版

KBSドラマ『世界のどこにもいない優しい男』のポスター。

ドラマ『世界のどこにもいない優しい男』 が、主演俳優の演技変身に後押しされて2ケタ視聴率で出発した。

12日、KBS(韓国放送公社)の新しい水木ドラマ『世界のどこにもいない優しい男』は10.5%(AGBニールセンメディアリサーチ)の視聴率を記録し、初放送から同時間帯のSBS(ソウル放送)『美しい君へ』(5.4%)に2倍近くの差をつけて幸先のよいスタートを切った。

『世界のどこにもいない優しい男』は、第1話から6年を行き来するスピーディーな展開とソン・ジュンギやムン・チェウォンら主演俳優の演技変身で好評を得た。ソン・ジュンギが医大生として登場した20代初・中盤の姿からパク・シヨンの殺人罪をかぶるシーンまで、息つく間もない速い展開を見せた。ドラマ後半では30歳のカサノバ(プレイボーイ)に変身したソンジュンギが飛行機の中でパク・シヨンと劇的な再会を果たして期待を高めた。まだ俳優のキャラクターがしっかりと形成されていない段階で、ドラマへの感情移入が難しくなりうる展開だったが、ソン・ジュンギやムン・チェウォンの演技がその隙間を埋めた。ソン・ジュンギは愛していた女性から裏切られた気持ちや冷徹な眼差しの演技で視聴者の視線を釘付けにした。特に自分に下心を持って接近してくる女性たちと感情のないキスをするシーンでは、これまでの優等生イメージを見出すことは難しい。


ムン・チェウォンも『王女の男』『風の絵師』などの時代劇で見せていた優雅な姿ではなく、カリスマあふれる企業の後継者として登場した。自身の継母として登場したパク・シヨンに毒舌を吐くなど毒気のある姿を見せる一方、シャワータオルを巻くセクシーな姿も演出した。

ドラマのハム・ヨンフン・プロデューサーは「制作陣も台本を受け取るたびにスピーディーな展開に驚いている。今後も完成度を損なわない程度に休む間を与えない物語展開が続く」と明かした。続いて「ソン・ジュンギにはこれまでの“健康的な成年”というイメージより『優しい男』のキャラクターイメージがよりフィットすると思う。ソン・ジュンギ自身が自分の内面にあるカリスマを引っ張り出しているところだ」とし「ムン・チェウォンも最初はこの役にキャスティング非常に心配をしていたようだが、これからは周囲が驚くほど凄絶な姿を見せてくれる。今後、展開されるパク・シヨンとの対立構図で互いに心をえぐり出すようなセリフで、張り詰めた緊張感を見せてくれるだろう」と話した。



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