KBSドラマ『世界のどこにもいない優しい男』のポスター。
『世界のどこにもいない優しい男』は、第1話から6年を行き来するスピーディーな展開とソン・ジュンギやムン・チェウォンら主演俳優の演技変身で好評を得た。ソン・ジュンギが医大生として登場した20代初・中盤の姿からパク・シヨンの殺人罪をかぶるシーンまで、息つく間もない速い展開を見せた。ドラマ後半では30歳のカサノバ(プレイボーイ)に変身したソンジュンギが飛行機の中でパク・シヨンと劇的な再会を果たして期待を高めた。まだ俳優のキャラクターがしっかりと形成されていない段階で、ドラマへの感情移入が難しくなりうる展開だったが、ソン・ジュンギやムン・チェウォンの演技がその隙間を埋めた。ソン・ジュンギは愛していた女性から裏切られた気持ちや冷徹な眼差しの演技で視聴者の視線を釘付けにした。特に自分に下心を持って接近してくる女性たちと感情のないキスをするシーンでは、これまでの優等生イメージを見出すことは難しい。
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