台風15号は29日に消滅したが中国人船員の不明・死亡者15人を含め25人の人命被害を出した。15号に続き今度は台風14号が韓半島に接近している。台風14号は予想より速い速度で北上し、30日午後9時にはソウル南南東90キロメートル付近を通過する予定だ。この時も中心部の最大風速は31メートルに至る見通しで、15号の時に内陸部で感じた強風に劣らないものと予想される。特に夜間に通過するだけに安全事故などに徹底した備えが必要だ。
気象専門家らはこのように2日間に連続で台風が韓半島を通過するのは極めて異例だと説明する。だが、台風の海である北西太平洋では珍しくない。7月末にも連続した台風として9号と10号があった。14号は超強力台風の15号のため台湾西方1000キロメートル付近まで飛ばされた後、反時計周りに1回転した後に再び北上している。2つの台風が互いに作用する「藤原効果」のためだ。
済州(チェジュ)大学のムン・イルジュ教授は、「この夏は北太平洋高気圧が発達し台風発生海域に熱の蓄積が多く、モンスーンの気圧の谷が通過しながら巨大な大気回転運動を起こすなど、台風を発生させる条件が現れた」と話した。こうした連続した台風の出没の裏には地球温暖化を引き起こした人類に対する大自然の逆襲、厳罰の兆しが隠れている。連続台風の威力を見せる極端な事例は2009年8月7~9日に台湾を襲った台風8号だ。台風8号は台湾に3000ミリの豪雨をもたらした。水爆弾は台風7号と台風9号がベルトコンベヤーのように台風8号に水蒸気を供給し続けた結果だ。この台風で台湾だけで653人の人命被害を出した。
専門家らは連続台風のほかにも強風と豪雨を伴った「スーパー台風」の韓半島接近を懸念する。スーパー台風は中心最大風速65メートル以上の台風を示す。2003年の台風14号が韓半島に到達した時の瞬間最大風速が60メートルで、今回の台風15号は51.9メートルで歴代5位水準だった。
スーパー台風を心配するのは地球温暖化にともなう海水温度上昇のためだ。台風15号が勢力を失わずに韓半島に接近したのも東中国海だけでなく韓半島周辺の海水温度が例年より2~3度高いためだ。
◆藤原効果=日本の気象学者藤原咲平が発見し名前をつけた台風の作用・反作用効果。2個以上の台風が1200キロメートル以内に近づくと互いに干渉し飲み込まれたり押し出したりする。こうした現象が起きると台風の進路と強さの予測は難しくなる。
気象専門家らはこのように2日間に連続で台風が韓半島を通過するのは極めて異例だと説明する。だが、台風の海である北西太平洋では珍しくない。7月末にも連続した台風として9号と10号があった。14号は超強力台風の15号のため台湾西方1000キロメートル付近まで飛ばされた後、反時計周りに1回転した後に再び北上している。2つの台風が互いに作用する「藤原効果」のためだ。
済州(チェジュ)大学のムン・イルジュ教授は、「この夏は北太平洋高気圧が発達し台風発生海域に熱の蓄積が多く、モンスーンの気圧の谷が通過しながら巨大な大気回転運動を起こすなど、台風を発生させる条件が現れた」と話した。こうした連続した台風の出没の裏には地球温暖化を引き起こした人類に対する大自然の逆襲、厳罰の兆しが隠れている。連続台風の威力を見せる極端な事例は2009年8月7~9日に台湾を襲った台風8号だ。台風8号は台湾に3000ミリの豪雨をもたらした。水爆弾は台風7号と台風9号がベルトコンベヤーのように台風8号に水蒸気を供給し続けた結果だ。この台風で台湾だけで653人の人命被害を出した。
専門家らは連続台風のほかにも強風と豪雨を伴った「スーパー台風」の韓半島接近を懸念する。スーパー台風は中心最大風速65メートル以上の台風を示す。2003年の台風14号が韓半島に到達した時の瞬間最大風速が60メートルで、今回の台風15号は51.9メートルで歴代5位水準だった。
スーパー台風を心配するのは地球温暖化にともなう海水温度上昇のためだ。台風15号が勢力を失わずに韓半島に接近したのも東中国海だけでなく韓半島周辺の海水温度が例年より2~3度高いためだ。
◆藤原効果=日本の気象学者藤原咲平が発見し名前をつけた台風の作用・反作用効果。2個以上の台風が1200キロメートル以内に近づくと互いに干渉し飲み込まれたり押し出したりする。こうした現象が起きると台風の進路と強さの予測は難しくなる。
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