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韓国の格付け、初の「ダブルA」クラブ入り…サッカーで言えばプレミア級(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ムーディーズが27日、韓国国債を格上げし、韓国は「ダブルA」クラブに加入した。光復節(解放記念日)記念演説で李明博(イ・ミョンバク)大統領は「私たちの大韓民国が堂々と先進国入りしたことを確認する」と述べたが、それが形として表れ始めたのだ。殷成洙(ウン・ソンス)財政部国際金融政策局長は「英国サッカーでいえばチャンピオンシップリーグ(2部リーグ)からプレミアリーグ(1部リーグ)に行ったようなものだ」と説明した。

この日のムーディーズの発表は電撃的だった。ムーディーズは4月、韓国の格付けを安定的(stable)からポジティブ(positive)に変えた。「ポジティブ」になれば普通、6カ月-1年後に格上げされる。格上げされないことも多い。しかしムーディーズはわずか4カ月後に格上げした。

財政部担当局長もこの日午前11時50分に知った。昼食を食べに出て行く途中だったが、事務室に戻った。電撃的だったが、タイミングはよかった。韓国代表企業のサムスン電子がアップルとの訴訟戦で敗れ、経済心理が委縮した瞬間だった。干ばつ・台風で物価は揺れ、成長は停滞した雰囲気だった経済の動力である輸出まで減少していた。韓国投資証券のエコノミスト、チョン・ミンギュ氏は「厳しい状況でも格上げされたということ自体に意味がある」と述べた。


ムーディーズの格上げは現政権の経済政策に対する信頼でもある。ムーディーズは「韓国の財政ファンダメンタルが非常に良く、内部・外部リスクに十分に対応できる」と診断した。国会の追加補正予算編成要求などに財政部が毎回対抗させる「財政蓄積論」をムーディーズが認めたのだ。これを受け、大統領選挙前後に経済政策が揺れ動く不確実性が大きく減った。「大統領任期末まで‘AA’グループに入るのが目標」(4月の中央日報インタビュー)という朴宰完(パク・ジェワン)財政部長官の夢も実現した。

格上げには韓国が相対的に引き立って見えた面もある。サムスン経済研究所のクォン・スンウ研究委員は「世界的に財政問題が深刻だが、韓国は相対的に健全で産業競争力もよかった」と診断した。ムーディーズも「韓国は世界金融危機を立派に乗り越えながら、外部の衝撃に対応する経済の活力を立証した」と明らかにした。



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