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野田首相のリーダーシップ、決断力なのか不通なのか(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

日本の野田佳彦首相。

日本の野田佳彦首相式政治が俎上に載せられた。消費税引き上げと原子力発電所再稼働、米海兵隊用垂直離着陸輸送機「オスプレイ」の配備など国民の反発が強い難題をそのまま強行する彼のリーダーシップが議論になっているのだ。すでに野田は増税反対派である小沢一郎元代表の離党を甘受しながらも野党と手を組んで消費税引き上げを貫徹した。政界で「死の道」と呼ばれる消費税引き上げを15年ぶりに押し切った彼は「これ以上の財政悪化はならない。私の政治生命を賭ける」と話した。東京・永田町の執務室の前が連日原発反対デモで沸き立っても野田は関西電力大飯原子力発電所の再稼働を決めた。頻繁な墜落事故で「未亡人製造機」とで呼ばれる「オスプレイ」の沖縄配置も同じだ。地域住民の反対にも「日米同盟信奉者」である野田は、「日本が介入することでない」とこらえる。野田はこのようなリーダーシップを「決定する政治」「決断の政治」として商品化している。2006年以後毎年首相が変わる虚弱な政治土壌、「何も決定できない政治」という国際的皮肉に苦しめられた旧態を克服するということだ。彼は「野田内閣は先送りしない。決める時に決める」(26日地方議会議長懇親会)、「決める政治が最大の政治改革」(24日国会答弁)、「国論が2つに割れれば怒りと批判の対象になるのが私の役割」(22日母校早稲田大での講演)と主張した。9月下旬の党代表再選が有力な野田は「決定する政治」「未来への責任」「逃げない政治」を党の新しいスローガンにしようとする。

日本社会では賛否が入り交じる。肯定側はまず保守層と経済界だ。過去に野田を批判した橋下徹大阪市長は「首相は政治ができる」と褒め称えた。日本経団連の米倉弘昌会長も「首相は世論の批判にもぶれない」と評価した。これまで虚弱なリーダーシップに嫌気が差していた一部国民も支持の手をさしのべている。

野田首相のリーダーシップ、決断力なのか不通なのか(2)

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