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【コラム】自国の魅力を見違える大韓民国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
世界160カ国で事業をしているGEは、先進国・新興国のような従来の市場分類方式から抜け出し、国富を生み出す動力を基準に「資源市場」「人口市場」「技術と力量市場」に分類基準を変えた。韓国は「技術と力量市場」に属する。すなわち、世界をリードする優れた技術と人的・制度的・文化的力量で国富を生みだす国に分類したのだ。

こうした韓国の技術と力量を積極的に活用した例に、京畿道城南(キョンギド・ソンナム)にあるGEの超音波映像診断機器研究開発(R&D)および生産基地が挙げられる。ここでは世界市場を対象に独自の新製品を開発する一方、生産量の90%以上を海外に輸出している。世界最低不良率と最も短い生産納期で、日本の超音波研究開発および生産業務までも移ってきている。韓国の人的資源の優秀な技術力に、各種インフラまでも整っているため、他国の投資誘惑にもかかわらず韓国で事業を拡張している。

最近訪韓したジェフリー・イメルトGE会長は李明博(イ・ミョンバク)大統領に会い、造船・バイオ技術産業などで韓国が保有する世界的な競争力と成長の可能性に言及した。また、中国の習近平国家副主席との面談で、中国国営企業の競争力向上のために韓国企業を研究するよう勧告したと、李大統領に伝えた。


このように世界は韓国の強みに注目している。どうすれば韓国の強みを自身に有利な方向で活用できるかを悩んでいる。ところが当の大韓民国の内部では、こうした強みの活用を極大化することよりも、意図的に無視して低評価するのに没頭しているようで残念だ。

アジア各地を回りながら各国の魅力と強みを見つけ出し、事業の成長に取り込んできた過去20年間のグローバルビジネス経験で私が確認した点は、韓国はどの国よりも多くの強みと魅力を持った強い国という点だ。現在のように自らの強みを低評価する雰囲気で、リーダーの責務は、何よりも大韓民国は私たちが考えるよりもはるかに多くの強みを持つ立派な国という点を再認識し、次の段階の成長と発展に進む努力を本格的に展開することだと思う。

カン・ソンウクGEコリア社長



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