民主統合党の党代表に立候補した李海チャン(イ・ヘチャン)が「キレた海チャン」という別名を得た。5日、朝の生放送ラジオインタビューで腹を立てた李海チャンは、怒って一方的に電話を切るという放送事故を起こした。李候補は火のような性格で有名な政治家だ。ところが今回はいつも以上に度が過ぎた。李候補の資質を疑わざるをえない。
今回明らかになった最も深刻な問題は、李候補の誤ったメディア観だ。李候補が問題視したのは、インタビューを求めたYTNが「予想質問ではない質問した」という点だった。主要政治家の場合、通常はインタビューを要請して協議する過程で、慣例的におおよその予想質問をやり取りする。今回もYTNは7つの質問を李候補側に送った。その中の一つが林秀卿(イム・スギョン)民主統合党議員についてのものだった。YTNはインタビュー後半に、林議員の最近の発言について質問した。ところが質問が長くなると李候補が怒り始めた。
メディアのインタビューが予想質問の枠から外れたのは当然のことだ。予想質問はインタビューの対象者である政治家が、おおまかな考えの筋を取る余裕を持つための便宜を提供する性格が強い。インタビューが予想通りに進めば、むしろ脚本どおりに仕組んで見せる“演劇”に過ぎなくなる。聴取者をあざむく行為だ。ちゃんとしたインタビューなら、当然、政治家の回答によっては追加質問をしなければならない。
このような質問を拒否することは権威主義的だ。あらかじめ予告した質問以外は答えないという傲慢な姿勢だ。YTNという放送局と記者についての傲慢ではなく、その放送を聞く多くの視聴者に対する傲慢だ。政治懸案についての自分の考えを積極的に説明し、国民の同意を求める努力をするのが政治行為というものだ。李候補はメディアと政治についての理解が不足しているようだ。
もう少し詳しく見てみると、李候補の主張にはわざとらしいところが多い。李候補は放送事故以降、記者会見を通じて一方的に電話を切ったのではないと主張した。しかしインタビュー内容を見ると一方的に切ったも同然だ。アンカーが何度も「誤解があったようですが」と言いながら説明を試みたが、腹を立てて聞こうとしていなかった。アンカーが違う質問をしようとしたところ、電話を突然切った。
このような明白な情況にもかかわらず、李候補は「メディアは不公正だ」と主張して「従北論争として言及していく」と責めた。問題の発端になった林議員を弁護する姿勢だ。林議員の発言内容を報道するメディアの視覚にはさまざまなものがあるかもしれない。しかし林議員の発言に問題があり、政治的意味が深長であることに重きを置いて報じるのは当然のことだ。発言の性格上、従北の是非を呼び起こさざるをえなかった。李候補は林議員の主張をそのまま信じろという態度だ。このような態度に疑問を投げかけるのがメディアというものだ。
李候補はかなり立腹したようだ。自分の非を認めるよりもメディアの責任を問おうと忙しい。怒りを収めて自身を振り返らなければならない。李候補はだたの個人ではない。次期政権を狙う第1野党を導いて進もうと立ち上がった有力政治家だ。より責任ある姿勢、謙虚な態度が必要だ。
今回明らかになった最も深刻な問題は、李候補の誤ったメディア観だ。李候補が問題視したのは、インタビューを求めたYTNが「予想質問ではない質問した」という点だった。主要政治家の場合、通常はインタビューを要請して協議する過程で、慣例的におおよその予想質問をやり取りする。今回もYTNは7つの質問を李候補側に送った。その中の一つが林秀卿(イム・スギョン)民主統合党議員についてのものだった。YTNはインタビュー後半に、林議員の最近の発言について質問した。ところが質問が長くなると李候補が怒り始めた。
メディアのインタビューが予想質問の枠から外れたのは当然のことだ。予想質問はインタビューの対象者である政治家が、おおまかな考えの筋を取る余裕を持つための便宜を提供する性格が強い。インタビューが予想通りに進めば、むしろ脚本どおりに仕組んで見せる“演劇”に過ぎなくなる。聴取者をあざむく行為だ。ちゃんとしたインタビューなら、当然、政治家の回答によっては追加質問をしなければならない。
このような質問を拒否することは権威主義的だ。あらかじめ予告した質問以外は答えないという傲慢な姿勢だ。YTNという放送局と記者についての傲慢ではなく、その放送を聞く多くの視聴者に対する傲慢だ。政治懸案についての自分の考えを積極的に説明し、国民の同意を求める努力をするのが政治行為というものだ。李候補はメディアと政治についての理解が不足しているようだ。
もう少し詳しく見てみると、李候補の主張にはわざとらしいところが多い。李候補は放送事故以降、記者会見を通じて一方的に電話を切ったのではないと主張した。しかしインタビュー内容を見ると一方的に切ったも同然だ。アンカーが何度も「誤解があったようですが」と言いながら説明を試みたが、腹を立てて聞こうとしていなかった。アンカーが違う質問をしようとしたところ、電話を突然切った。
このような明白な情況にもかかわらず、李候補は「メディアは不公正だ」と主張して「従北論争として言及していく」と責めた。問題の発端になった林議員を弁護する姿勢だ。林議員の発言内容を報道するメディアの視覚にはさまざまなものがあるかもしれない。しかし林議員の発言に問題があり、政治的意味が深長であることに重きを置いて報じるのは当然のことだ。発言の性格上、従北の是非を呼び起こさざるをえなかった。李候補は林議員の主張をそのまま信じろという態度だ。このような態度に疑問を投げかけるのがメディアというものだ。
李候補はかなり立腹したようだ。自分の非を認めるよりもメディアの責任を問おうと忙しい。怒りを収めて自身を振り返らなければならない。李候補はだたの個人ではない。次期政権を狙う第1野党を導いて進もうと立ち上がった有力政治家だ。より責任ある姿勢、謙虚な態度が必要だ。
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