韓米両国が現在300キロの韓国の弾道ミサイル射程距離を550キロに増やすことで合意した。京畿道(キョンギド)や江原道(カンウォンド)の前方から発射すれば、北西側の新義州(シンウィジュ)と北東側の羅先(羅津・先鋒)をはじめ、北朝鮮全域が射程圏内に入る距離だ。
韓国政府当局者は3日、「米国は現在の射程距離を維持すべきだという立場だったが、北朝鮮のミサイル能力拡大に対応するため550キロに増やすことにした」と述べた。また「当初、韓国政府は1000キロに増やそうと提案したが、米国との折衝した末、このように調整された」と説明した。
本来は南部地域から発射しても韓半島全域に到達するレベルに射程距離を増やすべきだというのが韓国政府の立場だった。これに対し米国側が消極的な反応を見せると、韓国側は中部圏から北朝鮮後方のミサイル基地などを攻撃するには800キロ程度は必要だという修正案を提示した。韓米両国はこれに一時合意する雰囲気だったが、中国とロシアの一部の地域が射程圏内に含まれるという理由で米国が拒否したという。結局、韓国側が最初に要求した射程距離の半分レベルで折衝した。
匿名を求めた国策研究機関のある専門家は「前方から発射しなければならないという不便はあるが、北朝鮮のミサイルや核攻撃を事前に防げる手段が確保されることになった」と述べた。
軍は射程距離1500キロ近い巡航ミサイルを保有するが、弾道ミサイルに比べて速度が遅く(時速800-900キロ)、破壊力が弱いため、その間、弾道ミサイルの射程距離延長に力を注いできた。最近では李明博(イ・ミョンバク)大統領が直接ミサイル射程距離の延長に言及したりもした。
韓国政府当局者は「米国とさまざまな形の協議を通じて最終調整され、今月中旬、ワシントンでの両国国防・外交長官会談で公表されたため、ミサイル協定修正手続きを踏むことになるだろう」と説明した。
韓国政府当局者は3日、「米国は現在の射程距離を維持すべきだという立場だったが、北朝鮮のミサイル能力拡大に対応するため550キロに増やすことにした」と述べた。また「当初、韓国政府は1000キロに増やそうと提案したが、米国との折衝した末、このように調整された」と説明した。
本来は南部地域から発射しても韓半島全域に到達するレベルに射程距離を増やすべきだというのが韓国政府の立場だった。これに対し米国側が消極的な反応を見せると、韓国側は中部圏から北朝鮮後方のミサイル基地などを攻撃するには800キロ程度は必要だという修正案を提示した。韓米両国はこれに一時合意する雰囲気だったが、中国とロシアの一部の地域が射程圏内に含まれるという理由で米国が拒否したという。結局、韓国側が最初に要求した射程距離の半分レベルで折衝した。
匿名を求めた国策研究機関のある専門家は「前方から発射しなければならないという不便はあるが、北朝鮮のミサイルや核攻撃を事前に防げる手段が確保されることになった」と述べた。
軍は射程距離1500キロ近い巡航ミサイルを保有するが、弾道ミサイルに比べて速度が遅く(時速800-900キロ)、破壊力が弱いため、その間、弾道ミサイルの射程距離延長に力を注いできた。最近では李明博(イ・ミョンバク)大統領が直接ミサイル射程距離の延長に言及したりもした。
韓国政府当局者は「米国とさまざまな形の協議を通じて最終調整され、今月中旬、ワシントンでの両国国防・外交長官会談で公表されたため、ミサイル協定修正手続きを踏むことになるだろう」と説明した。
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