キム・ドンヒョン(左)、ユン・チャンス(右)。
02年10月にユース韓国代表で出場したアジアユースサッカー選手権大会でチームを優勝に導いたキム・ドンヒョンは、大会最優秀選手(MVP)に選ばれてスポットライトを浴びた。こうした実績が認められ、成人韓国代表にも名を連ねた。04年、契約金3億ウォンでプロサッカー球団の水原(スウォン)サムスンに入団した。しかしキム・ドンヒョンはその後、ポジション争いで劣勢となり、ポルトガル・ロシアリーグにレンタルされ、大衆の関心から遠ざかった。そして2010年、Kリーグ試合の八百長を主導した容疑で昨年9月、懲役3年、執行猶予5年を言い渡され、選手資格が永久剥奪された。
キム・ドンヒョンは最近、1億ウォン(約700万円)の融資を受け、知人の会社に投資したが、返済に苦しんできたことが分かった。この会社がどういう事業をしているかは確認されていない。警察によると、キム・ドンヒョンは負債の返済のために拉致を計画したという。
キム・ドンヒョンは尚武(国軍体育部隊)時代に親しくなった元プロ野球選手のユン・チャンス(26)を引き込んだ。投手だったユン・チャンスは09年にLGに入団したが、昨年10月に尚武を除隊した後、球団に復帰しなかった。ユン・チャンスは5月中旬から京畿道(キョンギド)水原のキム・ドンヒョンの家で過ごしながら、一緒に犯行を計画した。
25日午後、2人はキム・ドンヒョンの母が所有する車に乗ってソウルへ向かった。車はソウル市内の大学に駐車し、タクシーで犯行場所の江南(カンナム)へ行った。2人はこの日午後8時ごろ、清潭洞(チョンダムドン)CGV前で、バレーパーキングのためにエンジンをかけたままだった乗用車「ツーソン」を盗んで逃走した。
車に乗って江南一帯で拉致対象を探していた2人は26日午前2時20分ごろ、江南区庁前でベンツを運転していたパクさん(45、女性)を発見した。2人はパクさんを拉致対象に決めて後をつけた。
八百長に続いて女性拉致…元プロサッカー選手の限りない没落(2)
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