全羅南道麗水市のバイモーダルトラム(Biomodal Tram)。
組織委は5日に実施したプレオープニングの結果に注目している。11万6000人余りの観覧客が集まり会場内外でさまざまな問題点が発見されたためだ。この日アクアリウムと海洋ロボット館など主要展示施設はどれも5時間ほど列を作らなければならなかった。また、展示館の予約システムがまひし、事前予約をした観覧客が定刻に入場できず怒りを見せたりもした。釜山(プサン)からきたキム・ヒョンさんは、「30分間展示館を見物するために子ども2人を連れ照りつける陽射しの下で4時間待った。遊園地にもある待ち時間表示サービスが国際行事の麗水万博にないというのが理解できなかった」と話した。
乗り換え駐車場の運営上の問題点も表れた。乗り換え駐車場は麗水地域の慢性的な問題点の交通問題解決のカギになった。外部車両の麗水市内進入を事前に防ぐ唯一の対案であるためだ。だが、この日観覧客は車両を麗水郊外周辺の乗り換え駐車場に止めた後、1時間以上暑さの中でシャトルバスを待った。一部観覧客は会場入口に長く並ぶ観覧客の行列を見てそのまま引き返したりもした。
この日の予行演習に参加した市民評価団も大規模観覧客の受け入れに必要な補完策の用意を促している。麗水万博期間の1日最大観覧客はこの日の参加団の3倍規模となる32万人と推算されるためだ。市民評価団は3回の予行演習結果を基に組織委側に博覧会場と乗り換え駐車場運営など10大建議事項を提出した。組織委のパク・ヨンデ第2事務次長は、「観覧客の満足度調査と市民評価団の提案を基に12日からはがらりと変わった姿を見せる。5日に問題になった事前予約システムも30万人でなく100万人が来ても支障をきたさないよう技術的な点検を終えた」と話した。
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