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電子・自動車銘柄に隠れた韓国証券市場のアーニングショック(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

サムスン電子・現代車・起亜車を除外した第1四半期の業績とKOSPIの動き。

3カ月にわたりKOSPI指数が2000周辺を行き来している。大きく上がることも下がることもなかった。ところが数カ月間に新しい投資家の体感株価はぐっと下がった。最安値を更新する銘柄も続出する。株式型ファンドからは毎月2兆ウォンずつお金が流出する。どういうことだろうか。

これまで大型銘柄の“電子・自動車軍団”(サムスン電子・現代自動車・起亜自動車)に隠れ影を見ることができなかった。影とはまさに今年第1四半期上場企業の「アーニングショック」(実績が予想に大きく満たないこと)だった。

韓国上場企業協議会が8日、12月決算の上場法人134社の今年第1四半期利益を暫定集計したところ、上場企業の現実はサムスン電子の華麗さとは距離があった。サムスン電子は第1四半期にスマート機器の販売好調で「アーニングサプライズ」を記録した。


134社の第1四半期営業利益は26兆1500億ウォンで前年同期に比べ2%増えた。だが、サムスン電子を除くと状況は変わる。サムスン電子を除いた133社の営業利益は20兆3000億ウォンで昨年第1四半期の22兆7800億ウォンより11%減った。全営業利益の22%に当たる5兆8500億ウォンを占めるサムスン電子の営業利益が昨年より2倍増え錯視を起こした。末っ子は飢えているのに好調な兄のおかげで家族全員が金持ちのように見えたわけだ。現代自動車と起亜自動車まで除くと営業利益は16%も減る。

純利益も同様だ。134社の第1四半期純利益は21兆8000億ウォンで昨年の21兆9000億ウォンと同水準だ。だが、やはりサムスン電子を除くと13%、現代自動車と起亜自動車まで除くと前年同期より20%も減少した。

教保(キョボ)証券リサーチセンター長のソン・サンフン氏は、「欧州と中国をはじめとする世界の景気が沈滞し、原油価格が上がり鉄鋼・化学などの輸出企業が直接打撃を受けたため」と分析した。





電子・自動車銘柄に隠れた韓国証券市場のアーニングショック(2)

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