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【噴水台】「BRICsの次はPICKT、 韓国など5カ国が新しい経済奇跡の主人公

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

「BRICsの時代が過ぎてPICKTの時代が訪れる」。

「BRICsの時代が過ぎてPICKTの時代が訪れる」。

中国・ブラジル・インド・ロシアの4大新興経済国を指すBRICsは知っているが、PICKTは初耳ですって? 当然そのはずです。 私が作った造語ですから。 米国の投資専門家ラチャー・シャーマが選んだ5カ国をまとめて私が勝手に名づけてみたのです。 したがって原作者はあくまでもシャーマです。

シャーマは米国投資金融業界ではよく知られている人物です。 グローバル投資運用会社のモルガン・スタンレーで20年間、エマージングマーケット、すなわち新興国の担当責任者を務めています。 彼が先月初め、本を出しました。 タイトルは『ブレイクアウトネーションズ(Breakout Nations)』です。 「新たに浮上する国」程度の意味になりそうです。 「次の経済奇跡を探して(In Pursuit of Next Economic Miracles)」という副題がついています。 グローバル投資家の間ではこの本が話題になっているようです。 先週末、英国のフィナンシャルタイムズに長文のブックレビューが掲載されたりもしました。


BRICsの成長の勢いが弱まる兆候が表れ、グローバル投資家はすでに違うところに目を向けています。 時期を合わせて出てきたのがこの本です。 シャーマはBRICsの後に続く5カ国に韓国・インドネシア・チェコ・ポーランド・トルコを選びました。 英語の国名の頭文字を適当に組み合わせるとPICKTになります。

シャーマが次期経済強国の金メダリストに選んだ国は韓国です。 すでに1人当たりのGDP(国内総生産)2万-2万5000ドル台になった韓国が、世界的なブランドパワーを持つ製造業を土台に新しい経済強国に浮上するという予測です。 コリアディスカウントの主犯である北朝鮮変数をプラス要因に評価した点も目を引きます。 遠からず北朝鮮崩壊シナリオが現実化すれば、経済的にも大きな特需を享受するということです。

2001年に初めて登場したBRICsの後にも、新興経済国を指す造語がいくつも登場しました。 メキシコ・豪州・ベトナム・インドネシア・ナイジェリア・南アフリカの6カ国を「MAVINS」と呼んだり、MAVINSに韓国・トルコ・フィリピン・パキスタン・バングラデシュを加えて「Next Eleven」と言ったりもしました。 メキシコ・インドネシア・韓国・トルコのMIKT4カ国がBRICsに代わるという見方も出てきました。

とにかくバラ色の展望に気分も良くなります。 私たちは自国をあまりにも過小評価しているのかもしれません。 しかし予測はあくまでも予測です。 外部の評価を信じて自惚れてはいけません。 未来は不断に努力して準備する自分の人のものですから。

裵明福(ペ・ミョンボック)論説委員/巡回特派員



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