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警察を見下す中国人女性、派出所の床に小便=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

4月21日、ソウル永登浦区(ヨンドンポグ)の派出所で、中国人の男が「俺を罪人扱いするのか」と言いながら警察に抵抗している(写真=永登浦警察署)。

住民3万1404人のうち外国人3872人(12%)が住んでいるソウル永登浦区(ヨンドンポグ)大林洞(デリムドン)。地下鉄2号線と7号線が交差する大林駅があり、一日の流動人口は7万人にのぼる。外国人と流動人口が多く、凶悪犯罪も絶えない。先月21日、怒りを抑えられずコンビニの女性職員を刃物で数回刺した中国人もここで検挙された。

先月29日、この地域を管轄する大林3派出所を訪れたところ、警察は一日中、外国人の対応に追われていた。警察は4月の1カ月間、暴れる外国人を携帯電話で撮った映像を公開した。映像には派出所の床に小便をした中国人の女が警察に暴言を吐く場面、男が警察に抵抗して「俺を罪人扱いするのか」と怒鳴る場面が入っている。

派出所の関係者は「中国に比べて韓国の警察が手続きを尊重する姿を見せるので、むしろ見下されることが多い」と述べた。温情主義の弊害ということだ。


こうした事情のため、外国人密集地域を管轄する一線の警察は治安維持に困難を吐露している。盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代に外国人指紋捺印制度を廃止したうえ、法務部が警察に対して外国人情報の公開に消極的な反応を見せているからだ。

外国人指紋捺印は03年、当時の康錦実(カン・クムシル)法務部長官が人権団体の主張を受け入れて廃止した。しかし04-08年に外国人犯罪が2倍以上に急増すると、09年に法務部が発議して外国人の指紋と顔写真を収集する法律をまた作った。

今年、警察庁の公開手配者17人のうち外国人はベトナム人(31)1人で、手配犯人名簿の7番目に入っている。しかし韓国政府が外国人情報収集を徹底していない間に凶悪犯罪を犯したこのベトナム人について行方さえも把握できていない。

釜山(プサン)江西(カンソ)警察署の関係者は「出入国管理所がカラー写真や指紋など具体的な情報を提供するだけでも検挙しやすくなる」と述べた。

法務部から情報を得られないため、ソウル大林3派出所のチョン・サンミン・チーム長は自分で「中国同胞管理台帳」を作成した。過去4年間に派出所で調査を受けた中国人200余人の外国人登録証をコピーし、名前・写真など必要な情報を整理した。

こうした状況であるにもかかわらず、法務部出入国管理所は外国人関連記録を警察に渡すことを先延ばししている。警察関係者は「昨年末までに指紋など入国した外国人情報を受けることにし、予算とサーバーを確保しておいたが、法務部は提供しなかった」と主張した。

これに対し法務部関係者は「外国人強制出国者の場合、指紋情報をすでに警察と共有している」とし「追加の共有範囲について警察と実務協議を進める予定」と釈明した。韓国刑事政策研究院のチャン・ジュンオ博士(社会学)は「法務部と警察は自尊心争いをやめて外国人資料を共有しなければならない」と述べた。



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