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古里原発に複製部品、不正納品黙認の職員を拘束

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

古里原子力発電所。

完全停電(Black Out)事実の隠蔽で物議をかもした古里(コリ)原発で、部品納品の不正が明らかになった。安全のために正規商品の使用が基本だが、職員らが賄賂を受けて複製品や中古品などの納品を黙認している。

蔚山(ウルサン)地検特捜部は、古里原子力本部に複製部品を納品することを黙認し、その見返りに約8000万ウォン(約570万円)を受け取った疑いで、古里原子力本部チーム長のホ容疑者(55)を拘束したと25日、明らかにした。

検察によると、購買業務を担当していたホ容疑者は09年、古里原発で使用していた仏アレバ社の密封ユニットの設計図と製品を、ある機械製造会社の関係者に伝えた。この会社はホ容疑者の指示で複製品を作った後、正規の製品に見せかけて2010年5月、古里原発に納品した。ホ容疑者は2011年中旬ごろまで2度にわたり、3000ウォンと5000万ウォンを受けたことが検察の調査で分かった。


匿名を求めた原子力安全関連の専門家は「原発の部品は大きくても小さくても安全に影響を及ぼすため、正規の製品を使用しなければいけない」とし「部品を独立的に検査する組織を設置する必要がある」と指摘した。



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