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「韓国と中国の技術格差は10年…FTAを締結すべき」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

中国国務院発展研究センターの王一鳴博士が17日、コエックスインターコンチネンタルホテルで開かれた「韓中修交20周年記念 両国同伴成長高位フォーラム」でテーマ発表をしている。王博士は「中国の内需中心発展戦略で、韓国企業の対中投資の機会はさらに広がるだろう」と述べた。

「韓中産業協力、今はコーペティション(Coopetition)の時代だ」。中国の急速な技術追撃で、韓中両国の経済関係パラダイムが協力(Cooperation)と競争(Competition)を同時に追求する「コーペティション」形態に変わっている、と分析された。

17日にソウルコエックスインターコンチネンタルホテルで開かれた「韓中修交20周年記念 両国同伴成長高位フォーラム」でだ。出席者は両国が競争の中でも資源を共有し、共同の研究開発(R&D)をするなど共生体制を構築するべきだと声をそろえた。

今回のフォーラムの核心は産業協力だった。中国最高の経済学者と呼ばれる呉敬璉・国務院発展研究センター研究員はテーマ発表で、「中国企業の技術および経営技法の追撃で、韓中企業間の競争構図が固着するという指摘は正しくない」とし「電気自動車・バイオ・情報通信技術などの新しい成長分野では、依然として同一産業内の分業空間が広まっている」と述べた。


曽培炎・中国国際経済交流センター理事長(元副首相)は「中国が推進している内需中心の成長戦略は韓国にも大きなチャンスになるだろう」とし「投資・金融・文化などの方面で協力を増やさなければならない」と述べた。

具体的な協力案も提示された。張允鍾(チャン・ユンジョン)韓国産業研究院成長動力研究センター所長は「エネルギー・次世代情報技術(IT)・新素材など両国が推進している育成産業がほぼ重なるため、競争は避けられない」とし「しかし、これらの分野は両国ともに技術が劣位にあるので開放型革新(open innovation)が必要だ」と述べた。張所長は「競争をしながらも技術優位の部分を分けて市場を共有する‘コーペティション’体制を構築しなければならない」と強調した。

相互補完性が大きいグリーン技術と先端製造業、ソフトウェアなどが優先協力分野に挙げられた。憑飛・中国国務院発展研究センター博士も「中国は市場と製造業のコスト面で、韓国は技術の産業化と経営企業面で比較優位がある」とし「政府レベルでR&D協力のための制度的枠組みを準備する必要がある」と述べた。

韓中自由貿易協定(FTA)も産業協力レベルで推進されるべきだと指摘された。李根(イ・グン)ソウル大教授は「中国の技術が韓国を追撃している状況で、FTAを遅らせるほど韓国は損をする」とし「物価の安定と雇用の創出という次元で両国FTAは必要だ」と話した。

朴繁洵(パク・ボンスン)サムスン経済研究所(SERI)研究専門委員は「韓中FTAがアジア全体の自由貿易をリードし、領域内の産業構造の高度化に寄与するだろう」と語った。

黄徳・中国銀行ソウル支店長は「韓国と中国の技術格差は長く見ても10年程度にすぎない」とし「もし韓国が中国とFTAを締結しなければ、10年以内に韓国の対中貿易黒字は赤字に転換するだろう」と警告した。FTAを中国中産層攻略のプラットホームとしなければならないという指摘だ。

チ・マンス東亜大教授は「両国企業が相手国市場に自由に進入できるように投資保護・非関税障壁の撤廃などがFTA交渉に含まれるべきだ」と主張した。

▽韓中同伴成長高位フォーラム=知識経済部が韓中修交20周年を記念して主催したフォーラムで、KOTRAと中国国際経済交流中心(CCIEE)が主管した。報道機関では中央日報と人民日報がスポンサーで参加した。両国の著名な経済学者20余人が出席し、「同伴成長のための産業協力」「共生のためのFTA交渉」などをテーマに討論した。



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