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【社説】北朝鮮、安保理の警告を無視するな

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
国連安全保障理事会が16日、北朝鮮を強く非難して警告する議長声明を全会一致で採択した。 北朝鮮が安保理決議1874号が禁止した長距離ロケット発射を強行して3日目だ。 これまでになく迅速で、一致した対応だ。 北朝鮮の安保脅威行為に対し、国際社会全体が深く懸念していることを表している。 特に今回の議長声明は、北朝鮮の追加ミサイル発射や核実験がある場合、相応の措置を取ると明らかにしたことで、追加の挑発をしないように釘を打った。

厳密に言うと、安保理の今回の決定は国際法的拘束力を持つわけではない。 しかしすでに国際法的拘束力を持つ安保理決議1718号と1874号に基づく北朝鮮制裁をさらに強化するよう強制する内容も含んでいる。 事実上、新しい制裁決議を採択したのと変わらない。 したがって今回の議長声明の警告にもかかわらず、北朝鮮が新たな挑発行為を敢行する場合、安保理はより強硬な対応をとるとみられる。

国際社会は金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去に続く金正恩(キム・ジョンウン)への3代世襲過程を見守りながら、北朝鮮の変化の可能性に注目してきた。 しかし今回のロケット発射はこうした期待を裏切った。 金正日時代の北朝鮮は飢えた人民の苦痛に背を向けたまま、少数の支配層だけが好衣好食しながら国際社会を脅かす「失敗国家」「ならず者国家」の典型だった。 今回のロケット発射は、金正恩時代の北朝鮮が旧態を繰り返すという懸念をもたらしている。 こうした点で安保理議長声明は、北朝鮮が一日も早く国際社会の正当な一員として生まれ変わることを望むムチという意味もある。


北朝鮮は06年と09年、ミサイル試験発射に続いて核実験を強行するというパターンを見せた。 今回も核実験を準備しているという。 安保理議長声明が警告しているように3度目の核実験は安保理レベルの即刻対応につながるだろう。 北朝鮮が安保理の決然たる意志を試験しないことを勧告する。 北朝鮮政権の潰滅を呼ぶ悲劇的な事態になるかもしれないことを知る必要がある。 「失敗国家」の汚名を返上し、光明を見いださなければならない。



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