１５日の故金日成（キム・イルソン）主席生誕１００周年記念閲兵式で、金正恩（キム・ジョンウン）労働党第１秘書の声を初めて聞いた北朝鮮の住民は「金日成（キム・イルソン）主席とそっくり」と言いながら驚いたという。

１６日のデイリーＮＫによると、北朝鮮当局はこの日、住民を制服姿で職場と学校に集め、閲兵式と金正恩の演説の生中継を団体で視聴するよう指示した。

北朝鮮の内部消息筋はデイリーＮＫとのインタビューで、「誕生日当日から２日間休みだった従来とは違って、今回は全国で当日に職場に出勤し、集団でテレビを視聴した」とし「中央党から、組織的にテレビを視聴し、住民の感想認識（感想文）を受けるよう指示が出された」と述べた。


この日、金正恩の肉声演説を視聴した住民は「どうすれば金日成主席と姿、行動、声までがこれほど似るのか」と驚きを表したという。「金日成時代がまた来るのでは」という期待の声とともに、「演技術と演出が優れた一つの政治劇を見た」とからかうような評価もあったと、同消息筋は伝えた。

一方、当日に休めなかった北朝鮮の住民は、１６日から２日間の休日を送る。