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韓国・麗水万博は“宝物”博覧会

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

紀元前6-9世紀に制作されたサルデーニャの彫刻像(写真上)と地中海の赤珊瑚彫刻品。麗水(ヨス)世界博覧会のイタリア館で展示される予定。

11日午後2時、全羅南道(チョンラナムド)麗水(ヨス)世界博覧会の国際館1階にあるイタリア館。イタリアと韓国の展示施工会社の職員5人が、壁の塗装作業のため石膏を塗っていた。イタリアの遺物、サルデーニャの彫刻像や地中海の赤珊瑚を展示するための工事だった。イタリアは麗水万博で約60点の海の遺物と工芸品を展示する。麗水万博組織委のシン・ナムシク参加展示館部長は「博覧会の開幕が近づき、貴重な海洋の遺物などを強調した各国の海洋展示競争が激しくなっている」と話した。

麗水万博の開幕(5月12日)が30日後に迫り、世界海洋遺物が集まっている。サッカー場13面の大きさの国際館には、世界106カ国の海洋歴史や技術力を見ることができる展示空間ができている。イタリアのサルデーニャ彫刻像、インドネシアの宝船、世界最大の帆船など展示館の白眉も次々と輪郭が表れている。

サルデーニャ彫刻像は紀元前6-9世紀に制作され、数千年間にわたり地中海の中に沈んでいた遺物で、この彫刻像がイタリア以外の場所に展示されるのは初めて。イタリア館のもう一つの見どころは地中海の赤珊瑚だ。地中海の赤珊瑚は保護種に指定されていて採取が禁止されている。


世界最大規模の教育用帆船である日本「海王丸」も、博覧会のために7日に東京港を出発した。ハワイを経由して来月30日に麗水港に入港する「海王丸」は6月1日に内部が一般公開される。船内には、東日本大地震が襲った岩手県釜石市の小学生が描いた16点の絵が展示されている。

国際館の隣の海洋文明都市館では、9世紀の難破船「ダウ」の模型を見ることができる。1998年に発見された当時、陶磁器や金銀細工品など6万余点の交易品が引き揚げされた。博覧会の中には「ダウ」の実際の形をそのまま再現した作品が展示される。季節風を利用して航海をした古代人の航海術や知恵、海洋技術を知ることができる。





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