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「モンゴルの風力電気をソウル・東京で使う」孫正義の偉大な夢(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

先月10日に東京で開かれた「REvision 2012」セミナーで孫正義ソフトバンク会長(中央)がアジア主要都市をつなぐ高圧電力網の「アジアスーパーグリッド」の必要性を力説している。孫会長の後に見えるのはアジアスーパーグリッド計画図。スーパーグリッド網がインドのデリーから韓国のソウル、日本の東京まで連結されている(写真=自然エネルギー財団提供)。

韓日中 新協力時代<1>アジアスーパーグリッドを夢見る

ジンギスカンが馬を走らせたモンゴル・ゴビ砂漠の片田舎のサルクヒトウル。首都ウランバートルから南に70キロメートル離れたこの地域は「風の山」という名前に似合うように1年中激しい風が吹き荒れる所だ。この荒涼な不毛の土地に何年か前から巨大な風車に似た風力発電タービン数十個余りが建てられた。ほとんど無限な風を電気に変え海外に売るというモンゴル人の念願が込められた施設だ。実際にこのように作られた電気を隣国の中国はもちろん海底ケーブルを通じ韓国や日本まで引いてきて使うという夢を追う人がいる。

日本のビル・ゲイツと呼ばれる孫正義ソフトバンク会長だ。


「再生可能エネルギーは高く電力需要に比べ十分でないと考えるが絶対そうではありません」。

孫会長は先月10日、東京のお台場で開かれた再生エネルギー関連「REvision 2012」セミナーでこのように力説した。それとともに自身が推進中の「アジアスーパーグリッド構想」を広げてみせた。ゴビ砂漠をはじめ中国の北京・上海、韓国のソウル、そして日本の東京を青い線でつないだ図面の前だった。この日の行事には欧州のスーパーグリッド専門家とともに日本・中国・モンゴル・韓国の関係者100人余りが集まって孫会長の夢を傾聴した。

現在一般的に通用するスーパーグリッドの意味は広大な地域に広がっている風力・太陽熱・原子力など各種発電施設とさまざまな都市をつなぐ高圧電力網を示す。遠く離れたいろいろな所で電気を作り出せば天気が悪くなったり風がなくなると生産量が急減する再生可能エネルギーの短所を大きく補完することができる。消費の側面でも利点がある。色々な国に高圧電力網を敷いて電気を分けて使えば時間帯別に電力需要が急増するのにともなう副作用を減らすことができる。電力需要が最も多いピークタイムが時差を置いて発生し供給が不足した国に電気を集めることができるのだ。



「モンゴルの風力電気をソウル・東京で使う」孫正義の偉大な夢(2)

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