プラスチックの電子ペーパーディスプレー(EPD)は40度ほど曲がっても正常に作動する。ガラス基板のEPDは曲がらない(写真=LGディスプレー)。
白黒という短所があるが、バックライトが付いた液晶画面(LCD)や発光するAMOLEDとは違い、紙と同じように外部照明を反射する方式であるため、長く見ても目が疲れない。キンドルのような電子ブックとして主に使われる。
プラスチックEPDはガラスEPDに比べて軽くて損傷しにくいという特徴がある。従来のガラスEPDに比べて厚さが3分の1以上薄い0.7ミリ水準で、重さも半分ほど軽い14グラム。高さ1.5メートルから垂直落下実験をした結果、破損は全くなかった。小型ウレタンハンマーで叩く実験でも損傷しなかったという。
プラスチックは熱に弱いため、温度が350度まで上がるディスプレー生産工程で使用するのが難しかった。LGディスプレー側は「2年間の研究の末、高温の工程にプラスチックを適用する独自の技術を開発した」と述べた。
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