中小企業が円建ての借入を敬遠するのは、100円当たりのウォンの価値が800ウォン台前後で動いた2006~2007年に円建てで金を借り、「スーパー円高」に遭った経験のためだ。忠清南道(チュンチョンナムド)のある製造業者は2005年から2008年までの4年にわたり施設資金などとして借りた3億1000万円のためにいまでも頭を抱えている。これまで一部を返し借金は2億9000万円程度まで減ったが、ウォン換算額は約27億ウォンから約39億ウォンにむしろ雪だるま式に増えた。この会社の財務チーム長は、「円がさらに下がることだけを祈る心情だ。最近円が下がっているからと円建てで借入をしたいという中小企業があれば止めたい」と話した。
銀行も慎重だ。ある都市銀行幹部は、「2008年に支店長を務めていた時に円が急騰する中で円建て貸付を回収しに行って中小企業社長に胸ぐらを捕まれたことがある。現在は日本への輸出を通じ円を稼ぐ企業を中心に貸している」と話した。
銀行も慎重だ。ある都市銀行幹部は、「2008年に支店長を務めていた時に円が急騰する中で円建て貸付を回収しに行って中小企業社長に胸ぐらを捕まれたことがある。現在は日本への輸出を通じ円を稼ぐ企業を中心に貸している」と話した。
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