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韓国はコーヒー共和国? 世界のQグレーダーの4分の1が韓国人

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ダンキンドーナツのイ・ギュドンQレーダーがコーヒー豆をテストしている。

世界に1500人余り。そのうち4分の1の370人が韓国人。コーヒー豆鑑別士の「Qグレーダー」の現況だ。わずか2年前の2009年には韓国で4人だけだったQレーダーはコーヒー専門店ブームとともに急増した。米スペシャルティコーヒー協会傘下のコーヒー品質研究所(CQI・Coffee Quality Institute)が出す厳しい試験を経なければ資格を取れないが、韓国人は勉強に勉強を重ね相次いで合格している。昨年の全国のコーヒー専門店数は1万2380店、コーヒー豆輸入額は4億2000万ドルを記録する“コーヒー共和国”が有望職を新たに生み出したのだ。

Qレーダーは外国のコーヒー農場を直接訪れロースト前のコーヒー豆(生豆)を選ぶことからする。ダンキンドーナツのQレーダー、イ・ギュドンさん(31)の場合、この3年間に100カ所余りのコーヒー農場を訪問した。現地の作況を見て適切な等級のコーヒー豆を選んだ後、価格を駆け引きして購入までする。

だが、それが全てではない。イさんはコーヒーカッピングテストというものを1日20~30回繰り返す。ローストした原豆を入れ水を注いだ後で味と香りを点検するものだ。生豆から原豆になった後までコーヒー豆の品質を完全に責任を負うものだ。イさんは「作られた材料で現場で家を作る人がバリスタならば、家を建てる材料を選んで設計を担当する人がQレーダーだ」と説明した。


韓国にはQレーダー学校までできた。2009年に資格を取った第1世代のキル・ソンヨンさん(42)が昨年ソウル市内に学校を開いた。1990年代にゴルフ選手のパク・セリのマネジャーとして働き、米国にQレーダーがあるということを知ってすぐ資格を取った。現在キルさんの学校の受講生は300人。試験情報を知らせるインターネットカフェの会員は1万2000人だ。

キルさんは、「資格取得者の90%が生豆を直接ローストして売るコーヒーショップを創業する」と話す。一緒に学校を運営するパク・テフンさん(50)は、「韓国の消費者のうちコーヒー豆の香りと味を見分ける人が増えたのでQレーダーの存在は重要だった」と説明した。「プロ級のお客」が増え、彼らの舌に合わせQレーダーが多く必要になったという話だ。

実際コーヒーを主力商品とするフランチャイズは先を争ってQレーダーを採用している。毎年コーヒー豆を1000トンずつ海外から輸入するダンキンドーナツでは2010年に社員3人が資格を取りQレーダーになった。それまでは米国本社のQレーダーを通じて豆を購入したが、いまは彼ら3人が鑑別して直接持ってくる。カフェベネも4人のQレーダーがいる。新生ブランドのカフェドロップトップもやはり昨年1号店をオープンしてからQレーダーを採用した。



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