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外信記者が見る韓国「刺激的・速い・転換期の国」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2010年6月、板門店(パンムンジョム)で取材中のスティーブン・ハーマンVOA北東アジア支局長。 板門店北朝鮮側から撮った写真(写真=スチーブン・ハーマン氏提供)。

外国人記者スティーブン・L・ハーマン氏には21年前から履いている取材用ブーツがある。 戦地を、吹雪の中を、ジャングルを、アフガニスタンの砂漠を一緒に歩いた‘同志’のような存在だ。 そのブーツを履いたハーマン氏がソウルに来たのは2010年5月。 ボイス・オブ・アメリカ(VOA)の北東アジア支局長としてだ。 20年以上も日本をメーン舞台に活躍した後、ソウルに来た。 そしてソウル生活がまだ2年もならない先月末、「ソウル外信記者クラブ」(SFCC=Seoul Foreign Correspondents)会長に選出された。 1956年に設立されたソウル外信記者クラブは250人以上の海外記者を代表する組織だ。

ハーマン氏のブーツは今も休む間がない。 ハーマン氏は現在、発生から1年を迎えようとしている東日本大震災の取材のため、福島地域を駆け回っている。

--韓国を3つの言葉で定義してほしい。


「3つの言葉だけでは難しい…。 ソウルに来てすぐに感じたことは『きれい、静か、親近感』の3つだが、韓国人の友人にこう話せば『本当に?』と疑いの目で見られる(笑)。 もうすぐ2年になる今は考えが少し変わった。 こう定義したい。 『刺激的で、動きが早く、転換期にある国』」

--記者として見る場合、韓国の長所と短所は。

「21世紀初めの韓国は記者にとって最も魅力的なところの一つだ。 ソウルに来て以来、机の前に座って『次は何を書こうか』と考える余裕がなかった。 そして私が書く記事の30%は(取材指示を受けたからではなく)私が書きたくて書いた記事だ。 本当にエキサイティングだ。 否定的な面は…思いつかない。 韓国に初めて来たのが1981年だが、その時は否定的な面が本当に多かった。 政治的な状況が特にそうだ。 しかし私は外国の他の文化圏から来た者として、韓国の文化を尊重する。 ソウルの人たちがややぶっきらぼう(brusque)に感じられることがあるのは事実だ。 韓国が『静かな朝の国』と呼ばれた時期があるが、今のソウルは誰が見ても静かではない(笑)」

--長い日本生活を終えて韓国を選んだ理由は事実上、北朝鮮のためでは。

「そうだ。 VOAが東京からソウルに東北アジア支局を移したのは8年前。 東京に支局があった時期にも記事の半分以上が北朝鮮と関連した内容だった。 北朝鮮が世界の中でもドラマチックなニュース生産国という点は疑問の余地がない。 平壌(ピョンヤン)には不思議(enigmatic)な世襲王国が巨大軍隊と核兵器・ミサイルを率いている。 絶望的な人権をめぐる、知られざる話が埋まっている。 仮に敵対的な状況が発生すれば、数分以内にソウルの空は砲弾で覆われるだろう。 平和で現代的な姿のソウルの日常の中に、多くの海外記者が身を置いている理由だ」



外信記者が見る�国「刺激的・速い・転換期の国」(2)

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