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福島からの渡り鳥に“ご注意”?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
3日午前9時、全羅南道新安郡黒山面(チョルラナムド・シンアングン・フクサンミョン)のペナンギミ湿地、渡り鳥研究センターのナム・ヒョンヨン研究員が野鳥捕獲用網(縦横12×3メートル)にスズメと似たオオマシコがかかっているのを発見した。ともに勤めるキム・ソンジン研究員がすぐに放射能汚染検査器を突きつけた。0.3~0.5Cps(秒当たり放射能濃度を測る単位)が検出された。安全な数値だ。自然状態でも1.5Cps程度は検出される。

「8月末から放射能検査をしており、基準値を超えたケースはまだないが今後が心配だ」チェ・ヒヨン渡り鳥研究センター長がこのように説明した。大規模な渡り鳥の移動時期になり国内唯一の渡り鳥研究センターは非常事態に陥っている。今年3月に日本の福島で発生した原子力発電所事故後初めて迎える渡り鳥の移動シーズンに放射能に汚染された渡り鳥が韓半島に飛んでくる可能性のためだ。

新安郡黒山島と紅島(ホンド)は国内最大の渡り鳥の休息地。この地域は東南アジアから中国東北部・シベリアに至る渡り鳥の移動ルートの中間寄着地で、海を渡っていく鳥が留まっていく所だ。放射能にさらされた渡り鳥が日本中部地域から対馬を経てここに来る可能性があるという話だ。キム研究員は、「渡り鳥は人と接触する恐れがあり放射能検査は必須」と話した。渡り鳥センターは5月に600万ウォンを投じて放射能汚染検査器2台を購入した。


韓国野生鳥類協会のコ・ギョンナム会長は、「放射能に汚染された鳥が生態系の均衡に影響を与えかねない」と話した。人が放射能に汚染された渡り鳥と持続的に接触すれば間接汚染の可能性も排除することはできない。このために渡り鳥研究センターはモニタリングを強化している。ソ・スルギ研究員は「渡り鳥を手で触ってはならない」と話した。





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