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【コラム】パリ韓国文化院長の哀訴(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
すでに4~5年前のことだ。英国で1年間研修する際にロンドン市内に出て行くと気持ちが高揚した。簡単にサムスンやLGの携帯電話、テレビを売る店を発見できたからだった。だが、そこまでだ。当時だけでも韓国は相変らず「電子製品の国」のようだった。映画を除くと韓国の文化はあまり知られていないようだった。

例えば2008年7月に小説家の李清俊(イ・チョンジュン)の他界のニュースは韓国人留学生だけのニュースだった。シェークスピアの国で彼を知っている人はなかった。その年2月に崇礼門(スンレムン、南大門)が放火で焼失してしまった時はちょっと違った。アジア系の学生たちは「君たちの国の国宝1号が焼けてしまったって?」と関心を示した。ある日本人の同級生は、崇礼門火災がインターネットポータルのヤフージャパンのニュース検索で1位になったと教えてくれた。きまり悪かった。反面、英国や欧州の友人は最初からそのようなニュースがあったのかさえ知らないケースがほとんどだった。そうした無関心をいっそ幸いに思うべきかこんがらがった。そのため昨年韓国の大衆歌謡「K-POP」欧州で呼び起こした熱風は新鮮だった。

このところ文化体育観光部は忙しい。韓流を持続的な文化現象とするための青写真を出した。大規模なアリランフェスティバルを海外で開こうというものから、光州(クァンジュ)のアジア文化殿堂を文化交流の拠点として活用しようという内容まで網羅されている。このために文化体育観光部は今年540億ウォン(約40億円)を投じる。






【コラム】パリ韓国文化院長の哀訴(2)

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