中国政府の脱北者送還問題が国際社会の問題として拡大している。

米国下院外交委員会傘下の人権小委員会は３月１日に中国の脱北者強制送還に関する緊急聴聞会を開催する。米ラジオのボイスオブアメリカが伝えた。聴聞会にはスーザン・ショルティ北朝鮮自由連合代表とブルッキングス研究所ロバータ・コーレン専任研究員などが出席して証言する予定だ。また、中国で逮捕され北朝鮮に送還された脱北者ハン・ソンファ氏とチョ・ジンヘ氏が証人として出席し北朝鮮の実態などに対して証言する。

特にスーザン・ショルティ代表が率いる北朝鮮自由連合と米国の北朝鮮人権関連非政府機構（ＮＧＯ）は１日にワシントンの中国大使館前で中国政府の脱北者送還に抗議するデモも行う。ショルティ代表は２７日に北朝鮮自由連合ホームページに上げた文で、「中国大使館と領事館に脱北難民を北朝鮮に送りかえすなという書簡をファクスと電子メールなどで送ろう」と訴えた。