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韓国、少子化から脱出? 出生児数2年連続で増加

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
出生児数が2年連続で増えた。人口が多い「ベビーブームエコー世代」の女性が母親になった影響が大きい。

統計庁が27日に発表した「2011年出生・死亡統計」によると、昨年の出生児は47万1400人で、前年比で1200人(0.3%)増えた。「白虎の年」効果で出生児数が前年比2万5300人(5.7%)増えた2010年に続き、2年連続の増加となった。合計特殊出生率も2010年の1.23人から昨年は1.24人に上昇した。

統計庁は出生児の増加をを人口構造で説明している。「ベビーブームエコー世代」の出産が本格化したのだ。ベビーブームエコー(echo)世代とは、1979-83年に生まれたベビーブーム世代(1955-63年生まれ)の子どもをいう。この5年間は毎年77万-87万人の赤ちゃんが生まれ、以前・以後の世代に比べて人口が多い。この世代が20代後半-30代初めになり、出産年齢に入っている。


統計庁のソ・ウンジュ人口動向課長は「金融危機の影響で景気が悪化した09年に出産を先延ばししたことも、2010年、2011年に出生児が増えた理由」と説明した。

3人以上出産する‘多産’傾向も目立つ。第3子以上の出生児数は2年連続で増え、昨年は10年ぶりに5万人を超えた。出生児全体のうち第3子以上が占める比率も昨年11%に達した。これは84年以来27年ぶりの最高値。

政府の多産優待政策も影響していると分析される。ソウル大保健大学院のチョ・ヨンテ教授は「子どもが3人以上の家庭への特恵が増えたことで、すでに子どもが2人いて経済的に余裕がある家庭が3人目を出産するケースが増えたようだ」と説明した。

一方、第2子の出産は前年に比べて1.6%減った。チョ教授は「まだ子どもが1人の家庭は2人目の出産をためらうという点が問題」と話した。



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