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日本の福田衣里子議員を連想させる韓国版“女刺客”?

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国版 ‘女刺客’が登場するのか。 セヌリ党の周辺では最近、釜山沙上(プサン・ササン)にセヌリ党の公認を申請したソン・スジョ予備候補(27)を「刺客」に例えている。 09年8月の日本衆議院選挙当時、第1野党だった民主党の公認を受けて出馬し、与党の大物政治家を破った福田衣里子氏(32)を連想させるということだ。 29歳の福田氏の相手は10選を狙っていた自民党の久間章生元防衛相(当時68歳)だった。 当時、日本メディアは大物男性議員に対抗した福田氏を‘女刺客’と呼び、その活躍を特筆大書した。

最年少公認申請者であり、政界に初めて足を踏み入れるソン候補の相手は文在寅(ムン・ジェイン)民主統合党常任顧問(59)。 野党の有力大統領候補だ。

2人は小さな体格とあどけない顔が似ている。 福田氏は身長が150センチで日本人女性の平均より小さく、遊説ではいつも白い台に立ってマイクを握った。 ソン候補も155センチの小柄な体格だ。 福田氏は政界入門まで、大学中退後にパン屋でアルバイトをしたのが職場生活のすべてだった。 ソン候補も大学を卒業した後、広告代理店で1年間勤めたのが唯一の社会経歴だ。 選挙運動スタイルも似ている。 福田氏は選挙期間中、選挙区を一日100キロずつ動いた。 ソン候補も毎日、一つの町を決めて回る「1日1町選挙運動」をしている。 このためセヌリ党の一部では、「うまくやれば韓国の福田衣里子として育てられる」という声が出ている。


しかし党内の反論も少なくない。 張済元(チャン・ジェウォン)議員は「サプライズイベントをする候補で文在寅顧問に対抗するというのは、釜山沙上の選挙区を捨てるということではないのか」と批判した。 「厳しい時であるほどきちんと勝負するべきであり、‘計算’で接近するのは釜山市民を軽視することだ」という指摘もある。 福田氏は自分が幼い頃、病院でC型肝炎ウイルスに感染した血液を誤って輸血されたことで肝炎になったことを知り、同じ被害者らと一緒に国を相手取り訴訟を起こして勝訴した社会活動家出身だ。 しかしソン候補にはこうした経歴がないと、公認反対論者は指摘している。



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