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グーグルコリアの検索、“韓国スタイル”に変わる

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
グーグルコリアが検索サービスを大きく変えた。ブログ・動画・知識検索などの人気の検索内容を上段に表示することにした。世界的に検索結果の上段にはウェブページを配置してきたグーグルとしては果敢な形式破壊だ。すなわち、韓国の検索サービス「ネイバー」のように転換するということだ。これまではテキストを中心にウェブページ検索結果だけを単純に並べていた。

グーグルコリアのチョ・ウォンギュ研究開発(R&D)総括社長は26日、中央日報とのインタビューで、「韓国ネットユーザーの独特のインターネット利用方式に合わせて検索方式を変える。これまでウェブページが検索結果の中心だったなら、今後はブログ、イメージ、ニュースのように使用者の検索意図に合わせたコンテンツを画面の上段に出す」と説明した。

検索方式が変わることで、「南怡島(ナミソム)デート」を検索した場合、南怡島のホームページではなく「南怡島でのデート」に関連した内容を含むブログの結果が画面の上段に表示される。「南怡島観光客売上」なら、使用者の意図に合わせて該当の経済ニュースが出てくる。


チョ社長は「1年間に検索関連で2万件余りの改善アイデアが出てくるが、今回のように検索のパラダイム自体を変える大きな変化は異例」とし「韓国は特にブログ使用者が多く、知識検索に対する関心が大きいため、米国本社も注目している市場」と紹介した。グーグルは今回の変化を韓国市場で試験した後、世界の他の市場にも適用する方針だ。

こうした転換には韓国開発陣に対する信頼も作用した。チョ社長は「グーグルコリア内の70余人のエンジニアリングチームのうち4-5割がグローバルプロジェクトをしている」とし「米国もグーグルコリアに対し、モバイル・スマートテレビ、交通関連のアプリケーションは開発の全権を任せた形になっている」と説明した。

グーグルコリアの関係者は「世界検索市場の8割以上を占めるグーグルだが、唯一、韓国市場では力を発揮できずにいる」とし「使用者がすぐに望むものを探し出せるように検索サービスを強化しただけに、市場でもプラスの効果があると考えている」と述べた。

こうしたグーグルの変化に関し、一部では「ライバル企業のネイバーに似る」という見方が出ている。しかしチョ社長は「消費者が望む1番目の検索結果で勝負するというのは、画面が小さいモバイル時代に合わせたものだ。また消費者の意図を正確に把握して該当検索結果を出すグーグルの技術力は独歩的」と強調した。

韓国市場での不振に関し、チョ社長は「市場シェアというものは、検索結果の質と必ずしも連動するものではなく、難しい点がある。この3、4年間はよい検索エンジンをつくることに集中したとすれば、今後はこれを消費者に知らせることに力を注ぐ」と述べた。

チョ社長はソウル大でコンピューター工学を専攻した後、KAIST(韓国科学技術院)で修士・博士(コンピューター工学)学位を取得した。グーグルに合流する前は、オンライン名声評価ベンチャー企業のオピニティ、インターネット通信会社セロム技術の共同創業者として活動していた。



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