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【コラム】K-POPブームを眺める韓国映画の渋い表情(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「うらやましい」。最近、少女時代が米国の看板トークショー「デビッド・レターマン・ショー」に出演したことについて、ある中堅映画関係者はこう語った。 これまで韓国のドラマと大衆音楽が順に韓流という好機を迎えた。 いわゆる韓流1.0と2.0だ。 さらに一歩進んで、文化観光部は最近、伝統文化中心の韓流3.0を推進すると発表した。

ところが、こうした「韓流バージョンアップ」から大衆文化の代表格である映画が抜けている。 K-POPブームを眺める韓国映画関係者に渋い表情が見える理由だ。 韓国映画の競争力が落ちたのか。 そうではない。 朴賛郁(パク・チャヌク)、金基徳(キム・ギドク)、洪尚秀(ホン・サンス)、李滄東(イ・チャンドン)、奉俊昊(ポン・ジュノ)など、いわゆる作家監督には以前からファンが多い。 海外取材で会う欧州の記者らは、彼らの作品をすべて見たと自慢げに話す。 主要場面のセリフまで覚えて韓国の記者を驚かせたりする。 朴賛郁監督が数年前にロンドンに行った時、「オールド・ボーイ」のファンというアイルランドの青年が、金槌を出してサインを求めたというエピソードは、こうした人気をよく表してる。

残念なのは「Kフィルム」または「Kムービー」というブランドづくりは成功しなかったという点だ。 特に商業映画が優秀だという認識は高くない。 輸出不振がその証拠だ。 2010年まで6年連続でマイナス成長している。 繰り返すが、コンテンツの質が落ちるわけではない。 自国の映画シェアが50%を超える国は多くない。 もともと観客が少ない2月に「折れた矢」「犯罪との戦争」「ダンシングクイーン」の韓国映画3作が合わせて1000万人近くの観客を集めた点でもそうだ。

【コラム】K-POPブームを眺める韓国映画の渋い表情(2)

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