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李大統領が就任4周年会見 「側近の不正に胸がつまる」と表現も「謝罪」はなし

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

李明博大統領が22日、就任4周年の記者会見を行っている。李大統領は親戚・側近の不正について「国民に話す言葉がない」と述べた。

李明博(イ・ミョンバク)大統領が22日、就任4周年記者会見で、親戚・側近の不正について「国民に話す言葉がない」と述べた。また「本当に胸がつまる。怒りがこみ上げる時もある。夜も眠れなくなる」とも述べた。退任後に居住する内谷洞(ネゴクトン)の私邸については「自分が取りまとめなかったのがこうした問題を招いたと考えている」とし「国民の皆様に広くご理解いただければ有難い」と締めくくった。

会見後、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の関係者は「心から申し訳ないという気持ち。適切だったし、謝罪だとみている」と説明した。また私邸問題についても「謝罪、申し訳ない気持ちを表現した」と付け加えた。しかし李大統領自身は「謝罪」という表現を使わなかった。

政権支持率低下の最大原因と考えられる偏重人事についても、李大統領は自分の意見を積極的に表した。単任制で効果的に仕事をしようとしてそうなったと説明した。特に「意図的に特定の学縁や地縁を考えて、意識的にしたとは思っていない」と述べた。李大統領は米国の例も挙げた。大統領の出身に基づいて、テキサス師団、カリフォルニア師団などのグループがホワイトハウスを‘獲得’するということだ。ただ、「結果的にそのように(偏重人事と)見る人が多ければ、私がその問題をこれから是正しなければいけないという考えを抱いた」と述べた。


このような発言は参謀陣の建議によるものではなく、李大統領が決心したという。青瓦台の関係者は「脚本・李明博、演出・李明博」とまで表現した。「大統領が一人で考えた」ということだ。

この関係者は、核心的な問題に対する謝罪を意図的に避けたのではないかという指摘には「そうではない」と短く答えた。そして「小学生のように謝れと言われれば謝るというものでもない。全体の流れと脈絡と表情で(謝罪を)読み取るべきだ」と語った。

この日の李大統領の発言は、政治的な立場によっては「謝罪」と認めたり、「遺憾表明」にとどまったと見なせる余地を残したということだ。任期最後の年にこれ以上引き下がることはできないという判断も作用したようだ。

野党の指導者らが韓米自由貿易協定(FTA)や済州(チェジュ)海軍基地に関連し、言葉の言い換えをした例を一つひとつ指摘したのも異例だ。こうした野党の姿勢に李大統領は2度も「残念だ」と述べた。政治的な発言や政治家実名批判を控えたこれまでの姿とは大きく異なった。



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