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中国・台湾の暴力団、韓国プロスポーツ八百長に関与 疑惑

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
中国・台湾の暴力団が韓国の違法スポーツ賭博に手を伸ばし、八百長にも関与したという主張が出てきた。八百長に国際的な違法資金までが流入したということだ。

プロスポーツ界の消息筋は14日、「08年から中国・台湾でスポーツ賭博に対する大々的な取り締まりが始まり、違法賭博と勝負操作を主導した現地暴力組織が韓国と東南アジアに進出したことを台湾のあるスポーツエージェントから確認した」と伝えた。

中国プロサッカーは08-09年に八百長事件が明らかになった後、大々的な捜査が行われた。主謀者だった当時の中国サッカー協会の副会長は現在も収監中だ。台湾は09年、プロ野球の八百長事件で選手・指導者34人が調査を受け、プロ野球が6球団から4球団に縮小された。


消息筋は「中国系暴力組織は1、2年準備した後、2009-10年から韓国で‘営業’を始め、初期は高い配当率で会員を誘致した」と伝えた。

2009-10年は韓国国内で違法スポーツ賭博サイトが急増した時期だ。スポーツTOTO申告センターによると、07年に40件だった違法サイト申告件数は08年976件、09年5395件、10年7951件と急増した。

多数の野球関係者は「野球は勝負操作が難しい」という立場だ。プロ野球ロッテ・ジャイアンツのペ・ジェフ団長は「選手1、2人を買収したからといって試合の結果を変えることはできない」と話した。

しかし違法サイトはホームランの有無、3イニングまでのリード、最初の打者の四球など、さまざまな部分を賭博対象にしている。消息筋は「私設スポーツ賭博はかなり以前からあったが、ベッティング対象の細分化は最近のことだ。中国や台湾の運営ノウハウが入ってきた」と説明した。

台湾プロ野球の八百長は巧妙に行われる。まず‘盾’となる者を雇用し、口座を開設する。その後、勝負または試合を操作する「選手」を抱き込む。引退選手や野球関係者、エージェントを通して親密な関係を築き、接待などをしながら弱点をつかむ。選手の抱き込みがうまくいかなければ家族を脅迫する手法も使う。

会員の募集は組織的だ。消息筋は「IT環境が整った韓国では個人スポーツ中継を利用し、ベッティングに関する情報を送ったりもする」と話した。合法カジノや宝くじなどは参加者が多いため、運営主体は低い勝率でも多くの収益を得る。しかし参加者が少ない私設サイトは勝率を高めるために「操作」が必須だ。

消息筋は「スポーツ賭博には‘ソース費’というものがある。組織は特定会員に‘確実な情報’があるとして高額ベッティングを誘導した後、情報費を受ける。一部は偽りの情報だが、一部は試合操作を前提とした実際の情報」と説明した。

8日にソウル西部地検に摘発された売上高360億ウォン(約27億円)規模の私設賭博サイトは中国にサーバーを置いて運営されていた。

ピョ・チャンウォン警察大学教授は「中国系暴力組織の国内スポーツ賭博市場介入情報は08年から出始めた。数人の行動隊員が逮捕されたことはあるが、それ以上は捜査が進まなかった」と明らかにした。

韓国の違法スポーツ賭博サイトの取引規模は年間3兆4000億-3兆7000億ウォン(2010年基準)規模と推定される。



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