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【社説】“コールバン”の強盗営業を根絶すべき=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ワゴンタクシーのように見せかけた荷物車「コールバン」がソウル市内で外国人観光客を相手に違法営業をしている現場が確認された。2キロの距離で33万ウォン(約2万5000円)の料金を要求し、日本人観光客がこれに抗議すると、料金を支払うまでドアを開けず出られなくしたという。被害を受けた日本人観光客が帰国後、「韓国では車体を黒く塗ってタクシーに見せかけたバンに注意しなければいけない」と被害事例をインターネットで広く知らせ、国際的な恥につながっている。

このように一部のコールバンの違法営業が、努力して築いてきた観光韓国のイメージを失墜させている。韓流ブームなどで韓国を訪れた外国人観光客が生涯の思い出として大切にする旅行の記憶を悪夢にしている。

ソウル市と警察は制度の整備と取り締まりを併行し、こうした‘ぼったくり’を根絶しなければならない。そのためにはまず被害申告を簡単にする必要がある。外国人利用客が自国語で被害を申告できる専用番号と受付・救済システムを定着させなければならない。


制度の整備も急がれる。何よりもコールバン本来の機能に果たすよう誘導する必要がある。コールバンは1人当たり20キロ以上の重い荷物を持った乗客の需要があり、「乗客をのせる貨物車」として許可されている。したがって車に堂々と「タクシー」「シャトル」と英語や日本語で書いて、メーター器やタクシー表示灯まで付けて違法タクシー営業をするコールバンは徹底的に取り締まらなければならない。処罰基準も「免許取り消し」まで強化してこそ違法行為を根絶できるだろう。

これと同時に明確な料金体系も準備する必要がある。現在は料金を運転手と乗客が決めるようになっていて、料金をめぐるトラブルが頻発するしかない。当局は研究と意見聴取を通して合理的な料金体系を用意し、これを車内に掲示させ、乗客が空港・港湾・駅・ホテルなどで安心して利用できるように支援しなければならない。



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