朝鮮中央テレビが14日に放映した金正日記録映画での金敬姫(白い線の中)の姿。昨年11月26日に黄海南道の果樹農場訪問時に、金敬姫がジャンパーと運動靴姿で金正日(横向きの人物)と金正恩(左から三番目)一行の後で自由に歩いている(朝鮮中央テレビ画面キャプチャー)。
金敬姫は2008年8月に金正日が脳卒中で倒れた翌年から金正日の現地視察に影のように随行した。記録映画などでは黒いジャンパーを着たり、時には目立つ青いコートに白い運動靴を履いて行事場所の後方で行き来する姿が何回も出てくる。団体写真を撮影する際も1人だけ抜けるケースが多い。専門家らは「“白頭(ペクトゥ)血統の実力者”だけが見せられる余裕」と分析する。いわゆる「パワー行動、パワーファッション」という意味だ。
金敬姫は夫の張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長とともに金正恩体制を補佐する核心権力と評価されている。だが、金正恩が最高司令官に推戴されてから行われた14回の現地指導の随行者名簿からは名前が抜けており、身上に変化があるのか注目される。
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