韓国与党であるハンナラ党が党名を変更する。１９９７年１１月２１日、李会昌（イ・フェチャン）総裁の新韓国党と趙淳（チョ・スン）総裁が率いていた民主党の合併で誕生してから１５年目のことだ。ハンナラ党は、現存する政党としては最も長期間存在する、共和党（１７年８カ月）に次ぐ長寿政党。

しかし党の非常対策委員会は２６日、党名を変更することを最終的に決定した。党付設の汝矣島（ヨイド）研究所が、１９日と２０日に全国の党協委員長を対象に実施したアンケート調査結果が決定的だった。

アンケートで党名変更に賛成する意見は５０％に達した。主に首都圏や院外委員が変更意見を出した。一方、既存の党名維持を支持したのは３８％だった。党名変更に消極的だった朴槿恵（パク・クネ）非常対策委員長もこの結果に従った。


チョ・ドンウォン広報企画本部長は「ハンナラ党という名前は良かったが、党だけを誕生させてきちんと育てることができず、結局民心に背く党にしてしまった」と話した。

新しい党名は国民公募方式でつけることにした。２７～２９日に党名のアイデアを受け付け、コピーライター出身のチョ本部長と外部の専門家が候補を絞って党名を作る計画だ。これを非常対策委員会が３０日に議決し、来月３日の常任全国委と全国委を通過すると新しい名前の政党が登場することになる。

組本部長は「ベッドは家具ではない」「われわれの江山、青く青く」などの広告のキャッチコピーを作り出した人物だ。それだけにこれまでのハンナラ党のイメージを根底から変えるような党名の登場が期待されている。党名とともに党を象徴するロゴと色も変更される見込みだ。

ただ、非常対策委員会は中央党の構造を「米国式全国委員会」中心体制に変え、党代表と最高位を廃止する問題については４・１１総選以降に決定を留保した。

朴委員長は会議で「改革の主旨は理解するが、この点についてはかなり大きく党の根幹を変えてしまいかねない問題なので、時間をかけて検討すべき」と言ったためだ。党刷新派やイ・サンドン非常対策委員などが党代表制の廃止を公論化することに歯止めをかけたものだ。