メキシコにあるLG電子レイノサ工場ではLCDテレビを組み立てる従業員の手は忙しかった。ここでは2秒に1台でLCDテレビが生産される。2000年には72秒に1台ずつ生産された。生産力向上の秘訣としてLG電子は「持続的な教育」を挙げた。
同社レイノサ法人のパク・ジェリョン法人長は、「1人当たり生産量を6倍以上増やした革新がソニーを抜いた秘訣」と話した。どうして可能だったのだろうか。工場を見回った。30メートルの長さのコンベヤーベルトの上にテレビパネルが置かれ、40人余りの人たちが両側に並んで部品を組み立てる姿は通常の工場と変わらなかった。テレビパネルのような核心部品を韓国から持ち込み完成品に組み立てるのが主な業務なので目立った工程も見つからなかった。意外に答は工場の外にあった。3300平方メートル規模の「スマートキャンパス」がそれだ。
LG電子「ソニーを抜いた秘訣」は“スマートキャンパス”(2)
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