韓明淑(ハン・ミョンスク)候補が15日、民主統合党代表に確定した後、手をあげて党員にあいさつしている。
韓代表は15日、京畿道高陽市一山(キョンギド・コヤンシ・イルサン)のKINTEXで開かれた党代表選挙戦で、総合得票数25万2986票(得票率24.05%)で1位になった。韓代表は代議員投票のほか、これに先立って行われたモバイル・現場投票でも1位になった。韓代表は演説で「選挙戦に参加した80万人の市民の名前で、国民を無視する李明博(イ・ミョンバク)政権を審判する勝利の大長征を始める」と述べた。韓代表は演説中に感情がこみ上げたかのように涙を流した。
韓代表体制は「盧武鉉の帰還」を象徴する。韓代表は09年の盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去当時、葬儀委員長を務めた。2位のムン・ソングン候補は代表的な「盧武鉉を愛する会」のメンバーだった。盧武鉉系が事実上党権を掌握し、総選挙・大統領選挙を陣頭指揮することになったのだ。08年の政権交代で‘廃族’危機に追いつけられて以来4年ぶりの逆転となる。
韓代表は金大中(キム・デジュン)政権時代に国会議員・女性部長官を務めたのに続き、盧武鉉政権では憲政史上初の女性総理となった。政界入門前は女性民友会長を務め、社会運動に携わった。政治経験はもちろん、在野や社会団体をまとめられる能力が選挙人集団の呼応を得たと分析される。
選挙戦レースの終盤、ムン・ソングン最高委員の追撃に苦戦したが、13日に5万ドル収賄事件に対する控訴審の公判結果が無罪と出たのも、代表選出につながったとみられる。
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