LG電子はCESに「シネマ3D OLEDテレビ」を投入した。55インチ画面のこの製品は現在世界で最も大きいOLEDテレビだ。写真右はサムスン電子がCESで公開した「スーパーOLEDテレビ」。この製品は今年この展示会の「最高革新賞」を受賞した。
ソフトウェア部門でも独自のプラットホームとグーグルテレビでスマートテレビ時代に備えている。グーグルテレビはグーグルが昨年インテル、ソニーと組んで出したスマートテレビのプラットホームだ。グーグルが基本ソフト(OS)とコンテンツを提供し、メーカーがテレビにこれを搭載する形態だ。アンドロイドスマートフォンと同じ方式だ。今年はLG電子と米ビジオがグーグルテレビの生産に合流した。特にLG電子は、「iPhone発売を対岸の火事を見物するよう傍観して厳しい状況になった経験を再び繰り返すな」という経営陣の考えからスマートテレビに注力している。2010年から関連技術開発に乗り出し、プロセッサーのような主要部品は独自生産する。機能を簡略化する代わりに画質と音質はそのままの普及型製品を既存製品より20~30%安い価格で発売しシェア拡大にも乗り出す方針だ。サムスン電子もグーグルと協力する計画だと明らかにした。合わせて独自のプラットホーム構築も進めている。すでに数百万台が売れたサムスンのテレビを基に独自の生態系を構築できるという自信だ。
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