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李大統領「片手には韓中FTA、片手には中国違法操業」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領が9日、中国の胡錦濤国家主席と首脳会談を行う。李大統領の在任中、9度目の会談となる。今回は李大統領が2泊3日の日程で中国を訪問する。3年8カ月ぶりの訪中でもある。

両首脳が議論する核心議題は韓中自由貿易協定(FTA)だ。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「両首脳間で深みある協議があるだろう」と伝えた。

韓国の場合、FTA交渉を始めるには、官報掲載-公聴会-対外経済長官会議の審議・議決など事前手続きを踏まなければならない。このため「両首脳間の別の議論がうまく進めば、李大統領がFTA交渉開始のための国内手続きを踏むというレベルの話をするのではないか」という観測が出ている。「別の議論」には中国漁船の違法操業問題が含まれている。


昨年12月に違法操業の取り締まりをした韓国海洋警察が中国船員に殺害される事件が発生した後、韓国政府の一部では李大統領の訪中を延期すべきだという主張が出ていたほど敏感な懸案だ。両首脳間の再発防止対策のための議論が行われるとみられる。

金正恩(キム・ジョンウン)体制や非核化など北朝鮮問題も会談テーブルに上がる予定だ。韓半島周辺情勢の不確実性が高まり、両国間の戦略的疎通の必要性が大きい状態だ。しかし昨年12月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去後、李大統領と胡錦濤国家主席間の電話会談は行われていない。



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