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金塊40キロ埋蔵? 桐華寺「盗掘者が来るかも…」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大邱(テグ)の桐華寺(トンファサ)は6日、寺に金塊が埋蔵されているという脱北者キム氏の主張と関連し、「(金塊があるという)根拠を提示すれば文化財庁に現状変更(発掘)許可申請をする」と明らかにした。キム氏はこの寺の大雄殿裏庭に金塊40キログラムが埋蔵されていると主張して発掘を要請した。

桐華寺関係者は、「いまはキム氏の主張のほかに何の証拠もない。少なくとも金塊と推定される物体があるという点は確認しなければならない」と話した。関係者は、「先月29日の金属探知器調査で地下に金属物質があることが明らかになったが、金塊なのかはわからず追加調査が必要だ」と付け加えた。文化財き損を防止するなら地中の物体の形体を把握できる特殊金属探知器で再調査した後で発掘を進めなければならないということだ。

大雄殿の裏庭の幅は3メートル程度にすぎず、いろいろな所を掘り返せば建物の安全に影響を及ぼしかねないという。大雄殿は1986年12月に大邱市有形文化財第10号に指定され、2008年4月に宝物第1563号に昇格した。1732年に建てられた大雄殿は加工していない1本の木で柱を作り自然美が優れる。


キム氏側は、「前回の調査で金属物質があると明らかになった。桐華寺側が発掘申請を拒否すれば訴訟を提起する」と明らかにした。所有物返還請求訴訟を起こし現場に金塊があるのか確認するということだ。キム氏は、「北朝鮮の金塊所有者(83)が『韓国に行ったら金塊を探しなさい』と話しながら埋めた位置などを教えたことは所有権を譲渡したという意味」と主張した。発掘申請は土地所有者の桐華寺や桐華寺の同意を得てキム氏がすることができる。大邱東区庁に申請すれば文化財庁に渡される。続けて専門家の現場調査を経て文化財委員会で許可の可否を決める。

桐華寺にとっては心配が山積みだ。金塊関連報道が出されたことで盗掘犯などの標的になりかねず、誰かが夜間に侵入すれば大雄殿が毀損されたり火事が起きる可能性も心配している。桐華寺関係者は、「大雄殿など寺の施設安全が最も大きな悩み。警備業者が守っていても不安だ」と話した。



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