現代車「ヘクサスペース」
5日にデリーのコンベンションセンター「プラガティ・マイダン(Pragati Maidan)」で開幕した「デリーモーターショー」は、過去5年間に年平均16%ずつ成長した乗用車市場をそのまま見せている。小型車はもちろん、SUV(スポーツ用多目的車)も増え、多様性が目を引いた。
「プラガティ・マイダン」はヒンドゥ語で「発展する地」という意味。デリーモーターショーは隔年で行われるインド最大の自動車競演大会で、11日まで続く今回のモーターショーのテーマは「安全性と環境、燃料効率性のための技術革新」。各自動車企業が小型と環境をテーマにした車を前面に出しながら、小型車激戦地に飛び込んだ。
グローバルメーカーのうち、新興市場を筆頭に過去の栄華に再挑戦するフォードが最も攻撃的だ。フォードのアラン・ムラーリー最高経営責任者(CEO)が自ら新しいコンパクトSUV「エコスポーツ」を紹介した。一時代を風靡した小型車「エスコート」をSUVに変形させたモデルで、今回インドで初めて公開した。「エコスポーツ」はSUVにもかかわらず1000ccエンジンを搭載、全長は4メートルにもならない。
ムラーリーCEOは現地メディアとのインタビューで、「インドは世界で最も高い成長率になると期待される。2020年にはフォードの売上高の3分の1はインドをはじめとする新興市場が占めるだろう」と述べた。
現代車が「ヘクサスペース」公開…デリーモーターショー開幕(2)
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