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金総書記の焼香所設置めぐりあちこちでいざこざ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

26日ソウル大学冠岳(クァンアク)キャンパス学生会館に金総書記の焼香所を設置しようとしたパク・ソンア氏(右)が制止を受けている。

一部団体がソウル都心に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記を追慕する焼香所を設置する計画を出したことを受け、検察と警察が強硬対応の方針を明らかにした。検察は金総書記を弔問するために北朝鮮を訪問した自主統一と民主主義のためのコリア連帯のファン・ヘロ共同代表に対し国家保安法違反容疑を適用して司法処理することにした。

ソウル地方警察庁関係者は26日、金総書記の焼香所設置について、「国家保安法上の称揚・鼓舞罪に当たる。物理力を動員してでも現場で制止するだろう」と話した。大検察庁(最高検に相当)公安部関係者も、「焼香所を設置するのと法廷で『金正日万歳』を叫ぶのは違わない。捜査しなければわからないが焼香所設置自体だけでも国家保安法違反とみることができる」とした。

これに先立ち、「国家保安法被害者の会」は26日午後、ソウル・大漢門の前に金総書記の焼香所を設置しようとしたが警察によって制止された。国家保安法被害者の会は主にインターネットの親北サイトを開設した容疑など国家保安法違反で立件されたり有罪判決を受けた人たちが結成した団体だ。現在親北志向のインターネットカフェも運営している。警察は先に同じ場所での集会申告をした保守団体との衝突を懸念し焼香所設置を許可しなかった。


この日ソウル大学では一部学生が金総書記の焼香所を設置したが学校側によって10分で撤去された。ソウル大学農生命化学大学の学生パク・ソンア氏ら3人は学生会館1階食堂前に焼香所を設けた。教職員はパク氏が離れるとすぐに焼香所を撤去した。

一方、自主統一と民主主義のためのコリア連帯はこの日、「フランスに居住するファン代表が24日に中国・北京を経て平壌(ピョンヤン)に到着した」と明らかにした。これについて最高検察庁公安部はファン氏が平壌を訪問した事実だけでも国家保安法上の潜入・脱出罪に該当するという判断により具体的な訪朝動向を調査中だ。



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