#1. 13日、全羅北道群山市(チョンラブクド・クンサンシ)中央葬儀場の安置室。 1号室の冷蔵庫に1年ほど経つ遺体を保管している。 昨年12月18日にここに入った中国人の李永涛船長(当時29歳)だ。 李永涛は当時、群山於青島(オチョンド)沖で違法操業をしていた中国漁船・遼営漁号を指揮していた。遼営漁号は追いかけてきた海洋警察警備艦(3010号)の前部に衝突して沈没した。 違法操業を取り締まる海洋警察官4人は、中国船員が振り回した凶器で大けがを負った。 中国外務省は事件発生の3日後、「中国漁船の沈没は韓国側の責任で、関係者を処罰して、人命と財産被害を補償するべきだ」という声明書を発表した。
#2.あれから約1年が過ぎた12日、仁川(インチョン)小青島(ソチョンド)沖。 ここで違法操業中の中国漁船を拿捕する過程で、中国人船長の程大偉(42)に刃物で刺された仁川海洋警察のイ・チョンホ警長(40)が死亡した。 事件直後、中国外務省は「韓国側が中国漁民に合法的な権益保障とともに人道主義的な待遇をすることを希望する」と発表した。
13日、海洋警察は中国人船員9人に対して逮捕令状を請求した。 操舵室にあった刃物でイ警長を殺害した程大偉船長に対しては殺人容疑が適用された。 中国側は事件から一日が過ぎてから「これは不幸な事件」とし「今回の事件で韓国海洋警察が亡くなったことに遺憾の意を表す」と明らかにした。 中国側の一歩遅れた遺憾表現は、国際社会から冷ややかな視線を向けられて出てきたものとみられる。
中国が韓国の領海における自国漁船の違法操業事件に対して二つの顔を見せている。 中国漁民の違法操業を取り締まる過程で衝突が発生する度に「韓国側の責任」と主張しながらも、海洋警察が殺害されるなど韓国側の被害に対しては、大したことはないという反応だ。 中国はイ警長殺害事件に対しても最初は遺憾も表さなかった。 むしろ弁解ばかりした。 中国外務省は12日の声明で「中国は漁民教育と漁船管理対策、規定違反行為発生防止対策を何度も取った」と強調した。 妻と3人の子どもを残して死亡した李警長への言及はなかった。 これとは対照的に中国は自国民をかばっている。 13日午前10時30分ごろ、駐韓中国領事は仁川海洋警察に電話をかけ、自国の船員に面会させてほしいと要請した。
中国はこのように‘人道的待遇’を主張しながら、李永涛船長の遺体を1年間も放置するなど、自国民の処理には背を向けている。 矛盾した姿勢だ。 李永涛船長の遺体は腐敗が進んでいる。 キム・チャンムン群山中央葬儀場社長(49)は「この1年間、外交通商部や海洋警察を通して、また中国領事館に直接電話や公文で、『故人が眠れるように遺体を収拾すべきだ』と数十回も本国送還を要求した」と話した。
しかし中国領事館は「本国からいかなる指示もない」という答弁ばかり繰り返している。 1年が過ぎ、安置費用(一日15万ウォン)は5000万ウォンを超えている。 全北大のペ・ジョンセン教授(国際法)は「中国政府がお金を支払って引き取った場合、違法操業を認めたという解釈が可能になるため、拒否している」と説明した。
#2.あれから約1年が過ぎた12日、仁川(インチョン)小青島(ソチョンド)沖。 ここで違法操業中の中国漁船を拿捕する過程で、中国人船長の程大偉(42)に刃物で刺された仁川海洋警察のイ・チョンホ警長(40)が死亡した。 事件直後、中国外務省は「韓国側が中国漁民に合法的な権益保障とともに人道主義的な待遇をすることを希望する」と発表した。
13日、海洋警察は中国人船員9人に対して逮捕令状を請求した。 操舵室にあった刃物でイ警長を殺害した程大偉船長に対しては殺人容疑が適用された。 中国側は事件から一日が過ぎてから「これは不幸な事件」とし「今回の事件で韓国海洋警察が亡くなったことに遺憾の意を表す」と明らかにした。 中国側の一歩遅れた遺憾表現は、国際社会から冷ややかな視線を向けられて出てきたものとみられる。
中国が韓国の領海における自国漁船の違法操業事件に対して二つの顔を見せている。 中国漁民の違法操業を取り締まる過程で衝突が発生する度に「韓国側の責任」と主張しながらも、海洋警察が殺害されるなど韓国側の被害に対しては、大したことはないという反応だ。 中国はイ警長殺害事件に対しても最初は遺憾も表さなかった。 むしろ弁解ばかりした。 中国外務省は12日の声明で「中国は漁民教育と漁船管理対策、規定違反行為発生防止対策を何度も取った」と強調した。 妻と3人の子どもを残して死亡した李警長への言及はなかった。 これとは対照的に中国は自国民をかばっている。 13日午前10時30分ごろ、駐韓中国領事は仁川海洋警察に電話をかけ、自国の船員に面会させてほしいと要請した。
中国はこのように‘人道的待遇’を主張しながら、李永涛船長の遺体を1年間も放置するなど、自国民の処理には背を向けている。 矛盾した姿勢だ。 李永涛船長の遺体は腐敗が進んでいる。 キム・チャンムン群山中央葬儀場社長(49)は「この1年間、外交通商部や海洋警察を通して、また中国領事館に直接電話や公文で、『故人が眠れるように遺体を収拾すべきだ』と数十回も本国送還を要求した」と話した。
しかし中国領事館は「本国からいかなる指示もない」という答弁ばかり繰り返している。 1年が過ぎ、安置費用(一日15万ウォン)は5000万ウォンを超えている。 全北大のペ・ジョンセン教授(国際法)は「中国政府がお金を支払って引き取った場合、違法操業を認めたという解釈が可能になるため、拒否している」と説明した。
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