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グーグル会長がきょう訪韓、サムスン・LG関係者らと会談

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

グーグルのエリック・シュミット会長。

グーグルのエリック・シュミット会長が7日に韓国を訪れ李明博(イ・ミョンバク)大統領と韓国の電子・通信業界トップらに相次いで会うことになっており関心が集まっている。

グーグルコリア関係者は6日、「シュミット会長が李大統領をはじめKTの李錫采(イ・ソクチェ)会長、SKテレコムのハ・ソンミン代表、LGユープラスの李相哲(イ・サンチョル)副会長ら携帯電話3社CEOとサムスン電子・LG電子のような電子機器メーカー代表、崔時仲(チェ・シジュン)放送通信委員長らに会う計画」と明らかにした。

同関係者は続けて、「8月にグーグルがモトローラの携帯電話製造部門を買収したことと関連し、韓国のスマートフォンメーカーに起きている不安感をぬぐうのが最も大きな目的だ。韓国企業との協力を基にどのようにすればモバイル生態系をさらに活性化できるかも議論するだろう」と話した。


シュミット会長の訪韓は2007年に続き2回目だ。グーグルは2004年にグーグルコリアを通じて韓国の検索市場に進出したが、地場ポータルのネイバーとダウムに押され検索市場で苦戦を強いられていた時だった。だが、初めての訪韓時と現在では事情が完全に変わった。グーグルはこれまでスマートフォンの基本ソフト(OS)の「アンドロイド」を武器にアップルとともに世界のスマートフォン市場のOS市場を二分している。

業界ではシュミット会長が今回の訪韓を通じ韓国の電子機器メーカーとの協力関係をさらに強化するものとみている。三星電子とLG電子のようなアンドロイド陣営を代表するメーカーがあるためだ。

最近電子業界に吹く「脱アンドロイド」の風も訪韓の背景だ。サムスン電子は「パダ」のような独自OSを開発する一方、ウィンドウズの「マンゴー」を搭載したウィンドウズフォンの発売を控えている。韓国の携帯電話キャリアとはモバイル決済システム、NFC(近距離無線通信)のようなモバイルインターネット分野全般にわたった協力案を議論するものとみられる。

一部ではグーグルが投資拡大をはじめとする手みやげを持ってくるのではないかという期待混じりの観測も出ている。サムスン電子のような韓国系企業を前面に出して莫大な収益を上げているが、2006年に自前の研究開発(R&D)センターを設立したのが投資の全てであるためだ。これと関連して崔時仲放送通信委員長は先月にグーグルコリアを訪問し、「シュミット会長が贈り物を持ってこなければ飛行機から降りられないにする」という冗談を飛ばしている。



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