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梨花女大総長「ノーベル科学賞1号はわれわれが出す」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
--韓国からノーベル科学賞受賞者が出ない理由は。

「新しい概念と分野に対する研究、これを通した社会的寄与が必要だが、私たちは科学の歴史が浅い。従来の研究を越える時間が十分でなかった。新しい領域を切り開いていかなければならない。先駆的な姿勢を追求してきた梨花大がノーベル賞受賞者輩出の潜在力が大きい理由だ」

--大学の競争力は教授から生まれる。教授がもっと苦労しなければいけない。


「(笑いながら)教授は最近、本当に苦労している。研究、講義ともに頑張らなければいけない。世界的な学術誌に研究成果を掲載する教授にインセンティブをより多く出す計画だ。競争の舞台は世界にある」

--政府が授業料問題で私立大を監査するなど自立権棄損をめぐる論争が起きている。

「大学が責任を持つよう自律性を保障しなければいけない。私立大に画一的な基準を適用するため、自律性が退歩した感じがする。さまざまな大学を一律的にガイドすれば発展はない」

--大学は選抜競争ばかりして、教える部分で競争をあまりしていないという指摘がある。

「入試自律はほとんどない。高校の評価を各大学がそのまま活用できればどれほどよいだろうかと思う。社会的な信頼が形成されてこそ可能なことだ。梨花大は昨年から講義評価結果を公開している。教授学習センターでは講義の改善を目指す教授に対し、撮影した講義場面を見ながらコンサルティングをしている。人文学・論文・リーダーシップ・多文化・多言語教育を1-2年で完ぺきにさせる」

--授業料問題はどう対処しているのか。

「9月に校費会計奨学積立金を1350億ウォン増やし、2097億ウォンになった。従来(747億ウォン)の3倍、積立金全体(6569億ウォン、2010年)の3分の1で、国内では最大規模だ。積立金運用収益奨学金も60億ウォン増え、年間235億ウォン、2015年には410億ウォンになる」

--学生は就職問題で悩んでいる。卒業後のサービスも必要だ。

「経歴を密着管理する梨花ケアネット(Ewha CareNet)サービスを提供する。女性は卒業後、社会・職場で困難なことが多いが、生涯アフターサービスをするということだ。就職、法律相談、経歴管理、大学院進学などだ」



梨花女大総長「ノーベル科学賞1号はわれわれが出す」(1)

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