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世界名門ベルリン・フィル…日本人コンサートマスターを続けて選んだ理由は?(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ベルリン放送交響楽団の最年少団員ユ・ソングォン氏。

ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスター、チョ・ユンジン氏。

◇アジアンウェーブ=世界名門楽団に‘アジアの波’が起きている。今年来韓した世界最古ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団の第1バイオリン首席奏者チョ・ユンジン氏(28)が目を引いた。全体オーケストラで序列3位といえる重要な地位だった。韓国で生まれ、ドイツに留学に出たチョ氏はこのオーケストラに入って1年で首席を務めることになった。現在はハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターオーディションを通過し、オーケストラ全体を率いている。

また今月初めに来韓したベルリン放送交響楽団にも韓国人バスーン演奏者ユン・ソングォン氏(24)が含まれていた。昨年入団したユ氏はこのオーケストラの最年少終身団員だ。

米国のオーケストラにもアジア演奏者がいる。ニューヨーク・フィルでは韓国人7人が活動し、昨年バイオリニストのオ・ジュヨン氏(29)が追加で入団した。ここに日本・中国系の団員を加えると15人前後になる。


フィラデルフィアオーケストラでは韓国系のデビッド・キム氏、ジュリエット・カン氏がそれぞれコンサートマスター、副コンサートマスターを務めている。このほか、ボストン・シンシナティー・ロンドンフィルなどでも韓国人をはじめとする東洋系演奏者が増えている。特に最近は中国系が大きく増えた。

◇独奏から合奏に=アジアの演奏者は伝統的に独奏に強かった。他の演奏者・楽器と一緒にする分野ではスターがあまりいなかった。しかし最近の傾向は合奏だ。樫本氏やチョ・ユンジン氏のケースのように、優秀な経歴を持つ東洋人演奏者がオーケストラ入団試験を受けるケースが増えている。留学を終えた後、本国に帰る代わりに欧州・米国現地に定着する現象も新しい傾向だ。

一方、国内の交響楽団は外国人が増えている。ソウル市立交響楽団の場合、全体団員およそ100人のうち16人が外国人だ。ほとんどの場合、交響楽団の名前は地域名がつけられるが、構成員は「多国籍」ということだ。

◇コンサートマスター=オーケストラの最前列、客席に近いところに座るバイオリニスト。団員全体を率いながら指揮者と団員の間を調律する。別のオーディションを通して選抜し、給与などの待遇が違う。普通、一つのオーケストラに2、3人。



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