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アップル・グーグル・MS“3強”を揺るがす三星ハードウェアパワー(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◇市場再編が変数に=三星(サムスン)とマイクロソフト間の包括的協力は、アップルだけでなくグーグルにも衝撃を与えた。「アンドロイド」基本ソフト(OS)市場の拡大に没頭してきたグーグルにとって、両社の電撃的な協力発表は新たなライバル出現を予告するものだ。

「アンドロイド軍団」のリーダー格である三星がマイクロソフトのスマートフォン0S「ウィンドウズモバイル」搭載フォンを積極的に開発する場合、少なからず脅威となるからだ。実際、グーグルはマイクロソフトと三星の協力が伝えられると、直ちに「マイクロソフトの術策」として強く反発した。

現在、アンドロイドは世界OS市場でシェア1位(43%)。アンドロイドの昨年4-6月期のシェアは17%だった。これを1年で26ポイントも高めたのだ。


もちろんグーグルと三星は相変わらず「同盟」関係を維持している。両社が来月11日に新しいスマートフォン「Nexus Prime」を発売する。「Nexus Prime」は「アンドロイド」OSの最新バージョン「アイスクリームサンドイッチ」を初めて搭載したリファレンスフォン。アップルが来月4日に公開するアイフォーン5の‘対抗馬’だ。

一方、三星をはじめとするアンドロイドフォン製造会社と全面的な特許訴訟戦を繰り広げているアップルにとってはうれしくないニュースだ。三星とマイクロソフトが特許を共有することになれば、以前に比べて不利な立場となる。

マイクロソフトは今回の三星との交渉で、モバイルOS市場で起死回生のチャンスをつかんだ。年初にノキアが独自のOS「シンビアン」を捨てて「ウィンドウズモバイル」を選択したのに続く好材料だ。

三星がマイクロソフトとの今回の協約でウィンドウズフォンを積極的に開発した場合、スマートフォン製造市場の地図は変化する可能性が高い。マイクロソフトの「ウィンドウズモバイル」OSを搭載したウィンドウズフォンの市場シェアが高まるからだ。これは三星にも有利な構図だ。

産業研究院は28日、報告書「世界スマートフォン市場の競争構図変化展望」で、「現在のような‘2強(グーグル・アップル)1弱(マイクロソフト)’構図よりアップル・グーグル・マイクロソフトが市場を分け合う‘3強’構図が国内企業にとってはるかに有利」という分析を出した。

「2強1弱」構図になった場合、地位が強化されたグーグルが三星電子やLG電子よりも、先月買収したモトローラをさらに活用する可能性が高く、韓国企業が不利になることも考えられる。しかし3強構図になった場合、グーグルが市場を守ろうとするため、モトローラ中心の生産戦略を駆使するのが難しくなる。



アップル・グーグル・MS“3強”を揺るがす三星ハードウェアパワー(2)

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