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米アニメ「ザ・シンプソンズ」に金正日が登場した理由

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ユーチューブ「ザ・シンプソンズ」映像(http://youtu.be/-RotucNTWv0)キャプチャー。

ユーチューブ「ザ・シンプソンズ」映像(http://youtu.be/-RotucNTWv0)キャプチャー。

米国の有名アニメ「ザ・シンプソンズ」に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が登場した。 北朝鮮の現実をパロディーにする部分で、金正日は短身の滑稽な姿で描かれている。

米国の自由アジア放送(RFA)によると、25日(現地時間)に米FOXテレビで放送された「ザ・シンプソンズ」に、米中央情報局(CIA)要員だったウェインを扱った内容が放送された。 最後の部分で、ウェインが北朝鮮の収容所に収監され、金正日に関するミュージカル(歌劇)を制作するよう強要される。

歌劇のタイトルは「身長が低いからって偉大な人物になれないわけではない」(Being Short is No Hindrance to Greatness)。 金正日が北朝鮮の国旗が描かれたバスから降りて歌劇は始まる。 金正日が身長が高い西洋の男性に「王宮はがどこか」と尋ね、「私はこれから‘親愛なる指導者(Dear Leader)’になる」と話す。


男性は「あなたは決して親愛なる指導者になれない」と告げると、金正日は「この人たちの考えは違う」と言って幕が開く。 すると、合唱団が登場し、彼らは英語で金正日を表す文字を利用しながら北朝鮮を称賛する歌を歌う。

歌の歌詞はこうだ。 「‘K’ is for Korea just the north part」(Kは韓国の北側の国)、‘I’ is for the internet he bans(Iは彼が禁止したインターネット)、‘M’ is for the millions that are missing…(Mは失われた数百万人の命)」インターネットも禁止させ、独裁をする金正日政権をパロディーにしたのだ。

多くの米国人が見るアニメに金正日が登場したのは、米国人にとって北朝鮮はもうベールに包まれた国でないことを表している。 米スタンフォード大で北朝鮮関連研究をしているマーティン・ウィリアムス氏は「ザ・シンプソンズは視聴者がすでに知っている時事問題を鋭く風刺しながら笑いを誘う。

北朝鮮でインターネット使用が禁止され、北朝鮮住民の数百万人が餓死している現実などを知らなければ、今回の内容は理解できない」とし「北朝鮮住民が直面した状況を知って関心を向ける米国人の数がそれだけ増えたということ」と説明した。



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